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2023年7月13日 トータルソリューションコラム動画

介護施設の業務効率化3つのポイントと人気のITツールをご紹介

介護スタッフの負担を軽減し、利用者へのケアに集中するために進む介護施設のICT化

少子高齢化が進む中、2040年には65歳以上の年齢の方が35.3%になるといわれています※1

高齢化社会が加速するいま、介護・高齢者施設の需要は当然ながら増え続けており、当社にも介護施設へのITツール導入のご相談が増えています。

そこで今回は、介護現場における業務効率化のポイントと、役立つITツールについてお話ししていきます。

  • ※1
    出展:総務省統計局「統計トピックス統計トピックスNo.129 統計からみた我が国の高齢者-『敬老の日』にちなんで」「1.高齢者の人口」(https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1291.html)
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介護現場で進むICT化と3つの業務効率化ポイント

介護現場におけるICT化は、厚生労働省でも利用促進しています※2。厚生労働省によるICT導入支援事業は、令和元年度の助成事業所数が195事業所だったのに対し、令和3年度は5,371事業所と大幅に増えているそうです※3

ICT化で間接業務を効率化できれば、削減した時間を利用者へのケアに集中できます。

その結果、介護スタッフの負担を軽減し、働きやすさを改善、離職率低下、人材確保につながります。ですが、この「介護施設のICT化」とはどのようなものでしょうか。

介護現場におけるICT化とは、介護施設の利用者情報やケアプラン・請求業務などを支援する介護ソフトをはじめとしたITツール、それらを利用するためのパソコンやタブレット端末、ネットワーク機器の導入・活用を指します。

介護施設の業務の効率化にはさまざまありますが、とくに最近注目されている効率化ポイントは以下の3つです。

  1. 電話対応の効率化
  2. スタッフ間の情報共有の効率化
  3. 介護記録の自動化

では、それぞれを具体的にみていきましょう。

  • ※2
    出展:厚生労働省「介護現場におけるICTの利用促進」(https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-ict.html)
  • ※3
    出展:厚生労働省「ICT導入支援事業の実施状況(令和元年度~令和3年度)」(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000958347.pdf)
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【1】電話対応の効率化(スマートフォンの活用)

人手不足の介護施設の現場でよく聞くのが、「電話対応に追われてしまう」ということです。

多くの介護施設では、電話は施設内の事務所に置かれている固定電話機で対応しており、以下のような状況が見受けられます。

  • 電話対応のためにスタッフを1人事務所に常駐させている
  • 電話が鳴るたびに利用者のケアを中断して電話を取りにいく
  • 施設の外で働く訪問介護中のスタッフと連絡が取れない
  • 施設宛ての着信は事務所の固定電話機でしか応答できないので、施設内の事務所以外で業務をしているスタッフ宛ての電話は折り返しにするしかない

このような電話対応の非効率さは、スマートフォンを内線端末として利用することで改善できます。

施設内外どこでも持ち運べるスマホで通話ができれば、利用者のケア中でも作業の中断を最小限にして電話対応ができるようになります。

NECプラットフォームズのクラウドコミュニケーションサービス「UNIVERGE BLUE(ユニバージュ ブルー)」を使えば、スマホで内線通話はもちろん、保留・転送などのビジネスフォン機能の利用に加えて、施設宛ての代表着信にスマホで応答できます。

UNIVERGE BLUEを使用したスマートフォンの内線化

また、現在「施設内では構内PHS、施設外ではスマホ」といった2台持ち運用をしている場合は、UNIVERGE BLUE を使えばスマホ1台で足りるので、運用・管理面どちらにおいてもさらに容易になります。

【2】スタッフ間の情報共有の効率化(チャットやWeb会議)

スマホの活用に加えて、Web会議やチャットを利用するとさらに便利です。

施設外にいる訪問介護中のスタッフと、施設内にいるスタッフとのやり取りは、ちょっとした報告なら電話よりチャットの方が圧倒的にラクで効率的です。しかも、チャットなら記録に残るというメリットもあります。

また、利用者やその家族が近くにいる訪問先では声に出しにくい内容であっても、チャットなら声を出さずにスタッフ間で会話ができます。

Web会議は、スタッフ間の情報共有はもちろん、介護サービスの向上にとても役立つツールです。

  • 介護施設にいる利用者と遠方に住む家族が、Web会議を使って顔を見て話せる
  • 在宅ケア利用者とその家族へ、スタッフが実際に足を運ばなくても顔を見て説明できる

など、サービス品質をあげることにつなげられます。

Web会議やチャットを使った情報共有の効率化・サービス向上は、多くの施設で検討・導入を始めていますが、きちんと活用するためにはなによりも「かんたんさ」が重要です。高機能・多機能なサービスより、シンプル・かんたんなサービスを選ぶ方が良いでしょう。

UNIVERGE BLUE なら、通話・チャット・Web会議機能が1つの画面から直感的に操作できます。

Web会議は、クリック操作で会議室を作成でき、参加者側はWebブラウザで会議室に入ることができるので、ITツールの操作に慣れていないスタッフや利用者の家族でも、戸惑うことなく利用できます。

UNIVERGE BLUEのWeb会議 UNIVERGE BLUE MEETの使用例

【3】介護記録の自動化(サニタリー利用記録システム)

コミュニケーションツールのほかに最近よくお問い合わせをいただくのが、「NEC サニタリー利用記録システム」です。

NEC サニタリー利用記録システムは、トイレに設置したセンサが利用者の排泄を自動で検知・通知し、効率的な利用者の見守りと排泄記録の自動化を行います。

利用者のトイレの入退室や異常(長時間着座しているなど)を通知するので、未然に事故を察知し、トラブルを軽減できます。また、排泄日誌を自動作成できるので、従来行っていた排泄結果の確認や、手作業での日誌作成を大幅に効率化します。

排泄記録が自動化されれば、利用者のプライバシーを守りながら、情報をもれなく収集でき、削減した時間をほかの介護に時間をかけられますよね。

  • 本製品は医療機器ではありません。

(再生時間:2分50秒)

ITツールの導入ならNECプラットフォームズへご相談ください

介護施設のITツール導入を検討中なら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

今回ご紹介した「UNIVERGE BLUE」「NEC サニタリー利用記録システム」のほかにも、入退管理システムやITツール導入を支えるネットワーク機器も豊富にご用意しています。


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