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2022年8月4日 ソリューション紹介

医療従事者を守り医療の質を向上させる、正確な勤怠管理

2024年4月から開始される「医師の働き方改革」

病院やクリニックなどの医療機関でも、労働時間の正しい管理が必要です。2019年4月以降に施行された働き方改革関連法は、医師を除くすべての医療従事者に適用されています。ですが、2024年4月以降は、これまで除外されていた医療機関で働く「医師」も対象になるのをご存じですか。

そんななか、医師を含めた労働時間の管理に頭を悩ませている医療機関が多いようです。

そこで今回は、医療機関における長時間労働のリスクと当社のソリューションでカンタンにできる勤怠管理方法についてお話しします。

医療スタッフの写真
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医療機関における長時間労働のリスク

医療機関で働く人は、夜勤やシフト制といった不規則な勤務体制であることが多いですよね。また命に関わる現場であれば、緊急対応しなければならない状況から、定時で上がれるように仕事をコントロールすることも難しいでしょう。

ですので、平日週5日勤務体制の一般企業と比べると、勤務時間を正しく把握することがより難しいという現状があります。

労働基準法を守らないと、経営者側への罰則があります。ですが、その罰則より影響があるのは、長時間労働の末にある「医療の質の低下」です。

人の命を預かる医療現場で働く方は、使命感とともに多大なプレッシャーの中で仕事をしています。精神的・肉体的にも負担が大きい状況で、長時間労働をしていたらどうなるでしょうか。

体力が消耗して注意力が散漫になることで、医療事故やヒヤリハットの発生件数が上昇します。

もし、医療事故が発生してしまったら…患者とそのご家族との間にトラブルが起きてしまうかもしれません。

また、離職者が増加すれば、残った人の仕事量が増え、さらなる長時間労働につながるという負のスパイラルに陥ってしまいます。その結果行き付くのは、医療の質の低下であり、もちろんこれは患者にとってもマイナスです。

診療室のイメージ
診療室のイメージ

長時間労働の改善がもたらす医療機関の好循環

長時間労働を改善すると、どんな良い影響があるでしょうか。

まずは、医療従事者のワーク・ライフ・バランスの向上が挙げられます。

「ワーク・ライフ・バランス」とはなにか、改めて調べてみると、「ワーク・ライフ・バランス」を実現した社会とはこのように定義されています。

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」

「仕事と生活の調和」推進サイト(内閣府)より※1

長時間労働が改善されれば、医療従事者は心のゆとりや充実感を持つことができ、働きがいが向上するでしょう。そしてそれは雇用の質の向上となり、医療の質の向上につながります。

さらに、医療の質がさらによくなれば患者にとって嬉しいことですし、患者から選ばれる施設になれば経営が安定する、といった好循環になります。

「医療従事者の勤務環境の改善について」(厚生労働省)から一部抜粋※2

医療事業者の勤務環境の改善について
厚生労働省「医療従事者の勤務環境の改善について」※2「1-2.勤務環境改善の意義」を参考に作図
  • ※1
    出典:内閣府男女共同参画局「仕事と生活の調和とは(定義)」(https://wwwa.cao.go.jp/wlb/towa/definition.html)
  • ※2
    出典:厚生労働省「医療従事者の勤務環境の改善について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/quality/)

勤怠管理は自動でカンタンに

医療機関では日々慌ただしいなかで、個人が勤怠管理を意識して仕事をするのは難しいでしょう。タイムレコーダでは入力を忘れることもあります。

ですので、個人が意識せずに労働時間を自動で管理できる方法がベストです。

そこで当社の入退管理システム「SecureFrontia X(セキュアフロンティア エックス)」と勤怠管理システムを組み合わせたソリューションをご紹介します。

勤怠システムと連携し、自動で取得した入退ログでカンタン・正確に労働時間管理!
ピッ!とカードをかざす

SecureFrontia Xは、ICカードを使った個人認証を行うことができます。

たとえば、病院内の事務所の扉に電気錠とICカードリーダを取り付けます。事務所に入るときは、ICカードを扉のリーダにかざし、認証がOKであれば解錠でき、入室できます。その際、入退場情報(入退ログ)を自動で取得できるので、「誰が」「いつ」「どこに」入室したかを記録に残せます。

ICカードをかざし、個人認証しなければ扉を開けることができないので、厳密で正確な入退ログを得られます。この入退ログを使って勤怠システムと連携すれば、個人が勤務時間を台帳に記入したり、タイムレコードを運用したりする必要がなくなり、カンタンかつ正確に労働時間を管理することが可能です。

今回は医療機関における勤怠管理についてお話ししましたが、一般企業のオフィスや工場、仮設施設など、さまざまな場所で当社の勤務管理ソリューションは導入されています。カンタンにできる勤怠管理方法を探している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

SecureFrontia X
SecureFrontia X

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