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2023年9月14日 入退管理コラム
2024年1月26日 改版
2024年3月29日 改版

顔認証のセキュリティは今どき当たり前? 二要素認証のメリット

機密情報・危険物取扱エリアには、厳重な入退管理が急務です

スマートフォンの顔認証機能がすっかり普及し、オフィスでも顔認証セキュリティの導入が進んでいます。オフィスの扉にICカード社員証をかざして入退室するように、顔認証で扉が開く、そんな運用です。

今回は、顔認証を使った入退の運用メリットと、導入したお客さまの事例を紹介します。

オフィス内に機密情報・危険物取扱エリアがあり、高度なセキュリティが必要だと感じている方はぜひ参考にしてください。

顔認証のイメージ
顔認証のイメージ

顔認証は二要素認証で強固なセキュリティ対策になる

入退室にICカード認証ではなく顔認証を利用すると、自動ドアなどICカードが利用しにくいエリアに最適なうえハンズフリーでの通行が可能になるので、工場や倉庫など荷物を持ったままでもスムーズに入退できます。

また、会員制やVIPの対応が必要な施設などでは、来訪者が顔認証でスムーズに扉が開き入室できるようになるので、お客さま対応の簡素化はもちろん、特別感・高級感といった演出もできます。

このように顔認証は「顔」の認証だけで入退もできますが、「ICカード認証」+「顔認証」という二要素認証も多く導入されています。

「二要素認証」とは、性質の異なる2つの要素の組み合わせを用いて本人確認を行う認証方式のことです。

ここでは「ICカード」と「顔」2つの要素、この両方が認証されると扉が解錠されます。どちらかだけ認証されても扉は開きません。

二要素認証にすれば、顔認証単体で運用するより、厳重で高度なセキュリティを保つことができるので、サーバー室などの機密情報を扱うエリアや、薬品保管庫などの危険物を扱うエリア、工場内の危険エリアなどで活用が期待できます。

ICカード認証と顔認証

二要素認証については、以下のコラムと動画をあわせてご覧ください。

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顔認証連携ソリューション紹介! 高セキュリティを小規模スタート

SecureFrontia X × 顔認証システム連携動画
  • SecureFrontia X plus、SecureFrontia X とも、ご紹介した機能をご利用いただけます。
  • 動画でご紹介している一部の製品は参考商品です。弊社入退管理ソリューションと連携できる顔認証システムについては、コラムのお問い合わせフォームからお問い合わせください。

【事例】オフィスに潜む3つのセキュリティ課題

オフィス内にも個人情報や機密情報、サーバを置いている部屋、研究所を併設していれば薬品保管庫や実験室、銀行では金庫室など、入場できる人を制限したい場所はたくさんあります。

今回は、とあるオフィスに潜んでいたセキュリティの課題を、ICカード+顔認証の二要素認証を使って解決した事例をご紹介します。

とある会社の3つの課題

[1]オフィスに誰でも入れる状況

オフィスの扉は鍵で管理していたため、日中は開放しており誰でも入室できる状態でした。

これでは部外者の進入は防げず、あとから入退情報も確認できません。

[2]重要管理エリアも鍵を使って管理している状況

サーバを管理するところや機密情報を扱うエリア、会議室エリアなど、鍵を使って出入りし管理していました。

これでは鍵紛失の恐れや個人情報など重要な情報が漏洩してしまう不安があります。

[3]勤怠管理が不十分

出退勤は、タイムカードで手動の打刻入力をしていました。

これでは入力し忘れや取り間違いが発生するほか、集計作業の工数もかかってしまいます。

必要な場所に顔認証セキュリティを導入し、課題を解決

この3つの課題には、NECプラットフォームズの入退管理システム「SecureFrontia X plus(セキュアフロンティア エックス プラス)」のICカード認証と、顔認証システムの連携で解決できます。
※ 本コラムでは「SecureFrontia X」の事例をご紹介しています。最新機種「SecureFrontia X plus」もご紹介している機能をご利用いただけます。

[1]オフィスの入口は「顔認証」で入退場を管理

オフィスの廊下の写真

人の出入りが多い入口は「顔認証」で入退場できるようにします。これにより、顔が登録されていない部外者の侵入を防ぎます。

さらにサーマル機能付き顔認証システムを使えば、顔認証と同時に体表面温度の測定もできるので、感染症対策の一つとして有効です。

※ サーマルカメラを用いて入場制限を行うものであり、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。

[2]重要エリアはICカードと顔認証の「二要素認証」で厳重管理

入室する人を制限したい場所には、ICカードと顔の両方が認証されると解錠される「二要素認証」の運用を行います。サーバルームや機密情報を扱うエリア、会議室といった重要エリアの入退室を厳重に管理できます。

物理的な「鍵」を使用しないので、鍵そのものの紛失リスクがなくなります。また、二要素認証により入室条件が厳しくなるのでセキュリティレベルも高まり、重要情報の漏洩防止にもつながります。

サーバルームの写真

[3]入退室ログで正確な勤怠管理

SecureFrontia X の「勤怠システム連携」で正確な出退勤データが収集できます。これによりタイムカードによる手入力やカードの管理が不要になります。

ICカードや顔認証で扉やゲートを通過した入退場データなので、正確な時間が記録されています。サービス残業や不正な出退勤を防ぎ、さらにカード認証+顔認証の二要素認証でなりすまし防止を強化することもできます。

扉を開く男性の写真
  • 連携できる顔認証システムに関しては、当コラムのお問い合わせフォームから、または弊社の営業担当までお問い合わせください

職場の入退セキュリティはお気軽にご相談ください

オフィス内に“簡単に入ることができてはいけない場所”はたくさんありますよね。「この状況はまずいな…」と思いながらも、そのままにしているのは危険です。

不審者の侵入や事故、盗難、情報漏洩など、起きてしまってからでは遅いので、厳重な入退セキュリティの導入を検討しましょう。

NECプラットフォームズでは、入退管理システム「SecureFrontia X plus」でお客さまの幅広いニーズにお応えします。連携する顔認証システムも複数の製品/サービスから選べるので、お客さまの状況に合わせて最適な構成をご提案します。お気軽にご相談ください。

顔認証のイメージ
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