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2022年12月28日 製品・サービス紹介

2023年4月から始まるオンライン全国学力調査に最適なルータをご紹介

中学校英語「話すこと」調査はネットワーク負荷が高い?! 学校のインターネット一斉接続問題

文部科学省が2023年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)において、中学校英語の「話すこと」調査の実施方針を2022年12月5日に公表しました。

公表された実施要領や概要案によると、中学校英語の「話すこと」調査は児童生徒が活用するICT端末を使って、オンライン上で学習ができる文部科学省CBTシステム「MEXCBT(メクビット)」に接続し、GIGAスクール校内ネットワークを経てオンライン方式で行われます。

この調査は2023年4月18日から開始され、学校のインターネット一斉接続の幕開けとなります。

そこで今回は、この調査にぴったりな当社のルータをご紹介します。学校のインターネット一斉接続にお困りの方はぜひ最後までお読みください。

  • CBT:Computer Based Testing の略。コンピューターを使用した試験の総称。
学校でパソコンを使った授業を受ける生徒たちの写真
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2023年4月から始まるオンライン全国学力調査の概要

MEXCBTを使った今回の調査に関して要点をまとめてみました。

  • ネットワーク環境等を考慮して調査実施日を分散して行う
    • 4月18日 文部科学省が抽出した500校程度で実施
    • 4月19日~5月26日(文部科学省指定日)に残り約9,000校実施
  • 事前検証として4月18日実施の指定校500校は2月17日午後に一斉に行う
  • 学校のネットワーク帯域によって分散して試験を実施する
  • 最低動作環境は、一人あたりのダウンロード帯域は0.5Mbps、アップロード帯域は0.6Mbps

今回の全国学力テストの対象は小学6年生と中学3年生となりますが、教科に関する調査「国語」「算数・数学」に加え中学校では「英語」が加わります。中学校英語は全生徒を対象とした全数調査で、よりネットワーク帯域負荷が高いと考えられます。

もしインターネット帯域・セッションに起因する課題が残っていたら、実際に利用が始まった際に接続トラブルが発生してしまうかもしれません。

学校の校舎の写真
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  • 出典:
    文部省「文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)について」(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/mext_00001.html)
    文部科学省学力調査室「令和5年度全国学力・学習状況調査のオンライン実施に関する説明会」(https://youtu.be/7ZVpcH0PmoM)

「UNIVERGE IX2235とフレッツとIPoE固定IPのセット」で、一斉接続試験も困らない!

インターネット一斉接続の問題が起こってしまった場合、インターネット出口側の問題としては以下の4点が原因として考えられます。

  1. ルータの処理能力不足(最大NAPTセッション数など)
  2. 回線の帯域不足
  3. 回線のセッション不足
  4. ご利用のインターネットサイトの処理能力不足

解決策として、1 は処理能力の高い製品への置き換え、2 と 3 は回線やプロバイダの変更が挙げられます。

充分なトラフィック量があるのに接続できない場合、4 が疑われます。別サイトが開けるのに該当サイトが開けない場合はその可能性が高まります。この場合はご利用サイトの窓口にご相談ください。

NECのルータ製品なら、1G回線の場合は「UNIVERGE IX2235」、10G回線の場合は「UNIVERGE IX2310」がおすすめです。最大同時セッション数が(250,000)であり同等製品比較で最高クラスの転送性能があるからです。

当社では「UNIVERGE IX2235とフレッツ光ギガラインとIPoE固定IPサービス」を利用して数千台のiPadを利用いただいている事例があります。教育委員会・私立一貫校等で同様の実績があり、朝夕の教育ドリルサイト一斉接続も成功しているので安心して導入いただけます。

「NetMeister Prime」でインターネット接続の詳細分析ができる!

MEXCBTは、接続前の起動ログイン時に大量のセッションを利用することがわかっています。

1台当たり100~200セッション利用する場合もあるので、なるべく一斉起ち上げをせず自然なかたちでバラバラで起ち上げるなど対策が必要でしょう。

さらに、NECプラットフォームズのクラウド型統合管理サービス「NetMeister (ネットマイスター)」なら、接続の集中する時間帯や帯域が足りているかを確認し、対策が可能です。

また、その有償版である「NetMeister Prime(ネットマイスター プライム)」では30日間の全体通信量を把握できます。特定のアプリケーション(G-Suite、Microsoft365 、ZOOM、WinUpDateなど)の詳細も個々に確認することができ、通信状況の詳しい分析や利用状況のポートフォリオ作成、改善に役立てることができます。

NetMeisterの画面
NetMeisterの画面

「接続が遅い」とお悩みなら、NECプラットフォームズへご相談ください

文部科学省の計画目標では、MEXCBT は小中学校などで2024年度(令和6年度)までに登録率100%を目指しているそうです(※1) 。また、同じく2024年度に小学校5年生から中学校3年生のデジタル教科書について、英語から先行導入が始まります(※2)

今後ますます、学校でのインターネット使用頻度は増えるので、いかにスムーズにつながる環境を構築するか、ということが重要になります。

2023年は、学校のインターネット一斉接続がいよいよ幕開けです。

「接続が遅い」「接続状況を改善したい」とお悩みの場合は、ぜひお気軽にNECプラットフォームズにご相談ください。

  • ※1
    出展:文部科学省「『デジタル社会の実現に向けた重点計画』に基づく『文部科学省における中長期的な計画』」(https://www.mext.go.jp/a_menu/mext_02004.html)
  • ※2
    出展:文部科学省「教科書・教材・ソフトウェアの在り方ワーキンググループ(第5回)配布資料」(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/089/siryo/mext_00007.html)

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