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2024年2月14日 ネットワークコラム
2024年3月29日 改版

ボトルネック対策、無線LAN管理…定期的なネットワークの見直しを

かゆいところに手が届く! NetMeisterでネットワークの快適運用をご提案

お勤め先のネットワーク、定期的な見直しをしていますか?

オフィス、公共施設、店舗などさまざまなところで使われるネットワークは、日々の業務を円滑に行うために定期的なメンテナンスは欠かせません。

メンテナンスや見直しを怠っていると、ネットワーク上の一時的な不備による通信効率の低下など通信上の「ボトルネック」が発生し、通信速度が落ちるといった障害が発生しやすくなります。

また、無線LANが広く使われている環境で無線チャネルの見直しや接続端末の管理を怠っていると、周囲の無線LAN環境が変化してしまうことがあります。たとえば、干渉源となる外来波が増えて電波干渉が起こると通信遅延に繋がります。さらに、接続機器が増えすぎることで通信速度が下がってしまったり、最悪のケースでは業務を止めてしまう要因にもなります。

それではどうやって見直しをすればいいでしょうか? 特にメンテナンスや管理が難しいボトルネック対策や無線LAN管理を中心に、事例を交えて対策をご紹介していきましょう。これをきっかけにネットワークの見直しをぜひ実施してください。

ネットワークにおけるボトルネックとは

ボトルネックの説明図
一部機器の性能不足、老朽化、装置故障などにより全体の通信速度が低下する要因を「ボトルネック」といいます

ネットワークの見直し その1 ― ボトルネック対策

ネットワーク上の要素や接続される機器が多様化している昨今、通信速度・通信品質が低下する要因も多様化しています。

特にネットワーク機器の老朽化や機器故障などによるボトルネックが発生している場合、現地訪問に加え各ネットワーク機器の状態を確認した上で機器交換などの対処が必要になり、膨大な工数がかかります。

このような事態を避けるため、法人向けネットワークには管理用のサービスがあります。NECプラットフォームズでは、無償で始められるクラウド型統合管理サービス「NetMeister(ネットマイスター)」をご用意しています。

NetMeisterによるネットワーク管理を導入すると?

NetMeisterはクラウド上で顧客単位・拠点単位でのネットワーク機器管理ができるネットワーク管理サービスです。

無償で利用可能な基本機能に加え、閉域利用やトラフィック内容の可視化、さらに効率的なネットワーク管理のための機能が使える「NetMeister Prime(ネットマイスター プライム)」(有償サービス)もご提供しています。

NetMeisterは大きく以下2つの特長があります。日々のネットワーク管理のほか、ボトルネック対策をはじめとしたさまざまなネットワーク障害の解決をサポートします。

  1. 現地に訪問することなく、各ネットワーク機器の状態・調査をリモートで確認できる
  2. ルータやL2スイッチ/L3スイッチからアクセスポイントまで、幅広いネットワーク製品をクラウド上からトータル管理
NetMeister 概念図

NetMeisterでできること

基本的なリモートメンテナンス機能として、以下のことが行えます。

  • 装置に対するアクションとして、コンフィグ管理、ファームウェア更新、再起動、ログの取得などの操作がリモートで行えます。
  • トラフィック情報、CPU使用率/メモリ使用率/温度などの基本状況、装置のIPアドレスやMACアドレスをブラウザ画面上で確認できます。
  • 各機器のLED点灯状態、リンクアップ/リンクダウンなどのポート状態の確認など、通常現場で装置を目視で確認しなければならない情報をリモートで確認できます。
リモート保守まとめの図

そのほか、機種の特長ごとに専用画面が用意されており、その中で情報確認ができます。

ほかにもメール通知機能をはじめ、ダッシュボード画面による全体異常の状況把握、ライセンス切れを間近に控えたタイミングでの状況確認や通知など、異常の気付きから具体的な対応まで、役に立つ多彩な機能が揃っています。

ネットワークの見直し その2 ― 無線LAN管理

無線LANネットワークはその利便性から急速に利用が拡大し、オフィス業務や店舗システムの運営などに欠かせない要素となっています。

しかし、無線LANネットワークは目に見えない性質上、電波干渉やDFS(Dynamic Frequency Selection)などによるトラブルが起きやすく、円滑なネットワーク利用のために日々の管理が重要です。

法人向けルータではこういった内容を監視しユーザ通知する仕組みが備わっているものの、それぞれのルータに設定付与する必要があり、手間がかかってしまうという課題があります。

  • DFSとは、5GHz帯無線LAN等の無線アクセスシステムがレーダーシステムに影響を与えないように、無線アクセスシステムがレーダーパルスを検出した場合には、同レーダー波と帯域が重複するチャネルでの送信路停止する機能(以下略)。
    出典:総務省「令和4年3月 陸上無線通信委員会 資料 71-3-1」(https://www.soumu.go.jp/main_content/000799211.pdf)
  • DFS対策の一つとして、QX-W1120/1130 には「DFSバックアップ」機能を搭載しています。気象/航空レーダー波を常時監視することで、レーダー波を検知した瞬間にチャネルの瞬時切り替えを実施します。

目に見えない無線LANの管理をどのように行うか?

無線LAN管理のキモは“見えない情報をいかに見える化するか”です。

NetMeisterでは、対応しているアクセスポイントの無線LAN電波状況を見える化することができるのはもちろんのこと、他社の無線LAN製品を含む周辺アクセスポイントの無線LAN電波状況についてもグラフ表示によって認識しやすい形に見える化しています。

電波干渉の有無を現地訪問せずともリモートで、かつ視覚的に状況把握が可能です。

矢印

アクセスポイントの装置詳細画面にアクセス

  • 「無線LANタブ」で表示されているアクセスポイントリストと周辺アクセスポイントリストの情報をグラフ表示
    • アクセスポイントリストに値のないRadioはグラフ表示されません
  • 装置詳細画面を表示しているアクセスポイントがリストの先頭表示
  • リストはRSSIの値が大きい順で表示
  • リストの表示件数は最大20件
  • 管理装置(AC/ANC-AC)と、その装置に接続されている全オプション装置(FIT/ANC-FIT)が有償利用である必要があります。

表示について

アクセスポイントの設定変更もリモートで対応

NetMeisterでは、アクセスポイントの設定変更もリモートで行うことが可能です。

たとえば、電波干渉が見つかったときの対策として行うチャネル変更や、SSIDの変更が必要になってしまった場合でも、現地に訪問することなく設定変更できます。

設定変更後も無線LAN状況や機器情報はもちろんリモートで管理できます。各接続端末ごとの情報確認のほか、フロアマップ上でネットワーク機器の情報確認など、さまざまなネットワークトラブルに対応できます。

SSID/サービステンプレート(プロファイル)設定

ネットワークの見直しには NetMeisterがおすすめです

NetMeisterは今回ご紹介した機能以外にもネットワーク管理に役立つさまざまな機能があります。「まだNetMeisterを使ってない!」という方は、まずは無償版のご登録から始められます。

特に無線LAN管理に有用な「NetMeister Prime」(有償版)の気になる機能があったら、現在トライアルを実施中なのでぜひこの機会にお試しください。最大3カ月間無料でNetMeister Primeの機能をお使いいただけます。(申請不要、NetMeisterのログイ ン画面内でボタンをクリックするだけ!)

NetMeister および NetMeister Prime の詳しい資料をご用意しています。下の「まずは関連資料をダウンロードする」ボタンをクリックして資料ダウンロードページよりご参照ください。

ぜひ、貴社のネットワーク見直しにお役立てください。

  • 本サービスは日本国内でのご利用限定とさせていただいております。またその他の条件につきましてはNetMeisterホームページに掲載されている利用規約をご覧ください。
  • NetMeisterは、NECプラットフォームズ株式会社の登録商標です。記載されている社名および商品名・サービス名は各社の商標もしくは登録商標です。

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