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2023年12月21日 ネットワークコラム
利用者アンケートから見えてきた、ネットワーク管理の「キモ」
NetMeisterユーザーは何が便利だと感じてる? NetMeister Primeのオススメ活用方法もあわせてご紹介NECプラットフォームズが提供するクラウド型統合管理サービス「NetMeister(ネットマイスター)」は 2018年のリリース以降、おかげさまで多くの方に利用いただいております。さまざまな機能を活用いただきご意見をいただくことで大きく成長することができました(もちろん現在も成長中です!)。
もっともっと使っていただくためには――どれくらいNetMeisterの機能が理解されているのか、どんな機能がよく使われているのか――を知りたいと思い、NetMeisterユーザーを対象にアンケートを実施させていただきました。この場を借りて、アンケートに回答くださった方々に感謝いたします。
このアンケートの結果を振り返りながら、NetMeisterで人気のある機能やオススメの活用方法を紹介していきます。
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アンケート名:NetMeisterのサービス内容に関するアンケート
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調査の背景・目的:NetMeisterに対する満足度や利用状況、改善要望についてのアンケート結果をまとめたものであり、今後のNetMeisterのサービス向上に役立てることを目的とする。
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調査対象:NetMeister登録ユーザ、約10,000名
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調査方法:インターネット調査(弊社Webサイトのアンケートフォームに入力)
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調査期間:2023年2月17日~2023年3月3日
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調査結果の回収状況:有効回答数:209件、回答率:2.1%
NetMeisterをご存じない方は、こちらのコラムをお読みください。
ネットワーク製品の管理に欠かせない機能 第1位は?
NetMeisterの主な機能でまず思い浮かぶのは「リモート保守」です。NetMeisterユーザーはどの機能をよく活用しているのでしょうか。やはり「リモート保守」でしょうか?
アンケート結果はこちらです。
質問:主要機能の中で満足している機能は?(選択式)
- 1位ファームウェア更新
- 2位コンフィグ管理
- 3位ダイナミックDNS
- 4位コマンド実行
- 5位リモートログイン
〝ネットワーク製品の管理〟といえば、ソフトウェアを常に最新にし、何かあったときにコンフィグ確認がすぐにできる、というリモート保守に関する機能群が挙げられます。それだけに、1位の「ファームウェア更新」、 2位の「コンフィグ管理」は納得の結果ですね。
その次に無償でルータのWAN側にドメインアクセスすることができる「ダイナミックDNS」が3位に入りました。VPN接続などにおける名前解決に多く活用され、「ダイナミックDNS」による固定IPアドレス付与サービスの契約費用削減に役立てられていることが推察されます。
上記ランキング外ですが、7位にNetMeisterから簡単にVPNの設定ができる「ダイナミックVPN 」入っていました。NetMeisterを使用することで、VPN構成を指定するだけで完結する「ダイナミックDNS」とあわせて、簡単・低価格なVPN運用をしていただいていることが伺えます。
5位は、現場にいなくても何かあったときに遠隔でトラブル解決ができる「リモートログイン」です。もっと上位かと思いましたが、外出制限がなくなり出社率が上がった結果、緊急でリモートログインが必要となるケースが少なくなってきたとも考えられます。
リモート保守 機能イメージ
回答者のみなさんがNetMeisterの基本機能を使いこなし、安定したネットワーク運用をされていることがうかがえる結果でした。
リモート保守についてこちらのコラムや動画で詳しくご紹介しています。
無償版ユーザーが気になる有償版「NetMeister Prime」の機能は?
無償版の「NetMeister」を利用中の方にとって、高機能な有償版「NetMeister Prime(ネットマイスター プライム)」はどんなところに魅力があるのか、気になるところです。
NetMeister(無償版)を使っている方に、使ってみたいと思うNetMeister Prime(有償版)の機能を聞いてみました。
質問:使ってみたいNetMeister Primeの機能は?
- 1位トラフィック情報表示拡張
- 2位NGN閉域コントロール
- 3位アプリケーション解析
- 3位リモートアクセス
- 5位ログの長期保存、無線AP管理
トラフィック量を可視化できる機能が人気
1位の「トラフィック情報表示拡張」は、会社全体の通信量を確認できる機能です。無償版は3時間まで、有償版だと90日に大幅延長されます※。
通信の実態は誰もが気になるポイントですが、意外に可視化されてこなかった情報でした。この「トラフィック情報表示拡張」でルータの各ポートにおけるトラフィック量を約3カ月間分に渡って確認できるようになり、利用状況の確認や、通信に不都合が出た場合などのトラブルシューティングに役立ちます。
- ※一度に表示できるのは30日まで。
トラフィック情報表示 表示イメージ
想定される使い方として、たとえば――ネットワーク導入時に計画通りの通信が行われているかを確認したり、通信が遅いなどの申告があったときにトラフィック状況を確認してトラブルシューティングに役立てたり――などが考えられます。無償版ではこれらの表示はありませんので、通信の快適性を維持する観点でかなり重要な役割を果たす機能がランクインしました。
3位の「アプリケーション解析」は、「Office365」や「Box」「Zoom」といったクラウドサービスのトラフィック量を可視化し、通信設定を見直して最適化を検討できます。これらの情報はテキスト表示ではなく、わかりやすいグラフ形式で表示されるので、把握・比較しやすいのもポイントです。
アプリケーション解析 ご利用イメージ
需要が多い? トラブルシューティング系機能
同位で3位になった「リモートアクセス」は、ネットワーク内に設置するサーバ類にリモートからアクセスして、メンテナンスができる機能です。5位にログや無線LANの管理ができる機能「ログの長期保存、無線AP管理」が入っているなど、トラブルシューティング系の機能はやはり人気があるようです。どうしてもネットワークにはトラブルがつきものなので、有償版を使っていると安心できる部分が多いのではないでしょうか。
また、セキュリティ要件が厳しい案件では閉域網を利用することもあり、「NGN閉域コントロール」が2位にランクインしています。
NGN閉域網で利用する場合であっても、無償版でもIPv6のダイナミックDNSでVPN構成をお得に構築できます。さらに「ゼロタッチプロビジョニング」でネットワーク敷設を効率的に実施できたりするので、NetMeisterとしてはかなり親和性が高い回線サービスといえます(もちろんインターネット環境でもご利用いただけます)。
そのうえで有償版メニューの「NGN閉域コントロール」をご利用いただくと、インターネット接続なしでもネットワーク装置のリモート保守を行うことができ、閉域網であっても手間やコストを減らしてネットワーク運用をすることができます。
NGN閉域網コントロール機能 利用イメージ
ランキングを見ていきましたが、やはり無償版ではできない、通常では見えづらい情報の可視化が多くランクインしていました。
これ以外にも有償版(NetMeister Prime)には便利な機能を多数備えています。もっと知りたいという方は、以下のコラムやNetMeisterの機能紹介ページをぜひご覧ください。
わかりやすく効率的なネットワーク管理には「NetMeister」を
アンケートの結果で多くのNetMeisterユーザーが、我々が想定している使い方をされており、さまざまなシーンで役立ていただいていることがわかりました。
ランキングされた機能を使ってみたい、あるいは必要性を感じた方は、すぐにNetMeisterを始めてみしょう! まだ使っていない、という方は無料で登録できます。
無償版ユーザーの方で有償版(NetMeister Prime)の気になる機能があったら、現在トライアルを実施中なのでぜひこの機会にお試しください。最大3カ月間、無料でNetMeister Primeの機能をお使いいただけます!
(申請不要、NetMeisterのログイ ン画面内でボタンをクリックするだけ!)
今回のアンケート回答者は、7割以上がオフィスを中心としたさまざまな業種におけるネットワーク管理者で、少なくとも毎月NetMeisterを利用いただいている方々でした。
総合的な満足度を問う質問については、不満・やや不満の回答は5%程度にとどまり、80%以上の方が満足・やや満足と回答下さり、非常に良い評価をいただいたと考えています。
同時にさまざまな要望もいただいており、これらを改善しさらにパワーアップしていきますので、これからもNetMeisterにご期待ください。
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