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業種: 医療・ヘルスケア 業務: 共通業務 その他業務 製品: 情報キオスク端末 SATELLITEROBO-II ソリューション・サービス: 公共ソリューション
全国有数の私立小児病院として、埼玉県東部地区における小児医療の中核を担う土屋小児病院様は、2012年7月に移転新設。これに伴い、NEC/NECエンジニアリング(以下NECグループ)の情報キオスク端末『SATELLITEROBO-II(サテライトロボツー)』を導入。美しい待合室にマッチするすっきりしたデザインで、利用者の使いやすさを実現。
また、情報入出力のスピードアップにより、2枚のジャーナル(受付情報)の出力も迅速化。これによって受付業務の効率化に寄与しました。
移転新設を機に、利用者が使いやすい専用の外来受付端末を導入したい。
職員の受付業務の効率化につなげたい。
情報キオスク端末SATELLITEROBO-IIを導入。受付カウンターに設置でき、待合室にマッチするすっきりしたデザインと、さまざまな利用者が使いやすい操作画面の高さやタッチしやすい角度など、スムーズな受付を実現。
入出力処理のスピードアップで受付情報の出力も迅速になり、職員の受付業務の効率化に寄与。
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厳しさを増す小児医療の現場で厚い信頼を獲得する土屋小児病院様は、最新の医療機器とベッド数40を備え、救急医療も担う埼玉県東部における小児医療の中核病院です。土屋病院様は、2012年7月、現在地に移転して病院を新設。理事長の土屋喬義氏は、その目的を次のように語ります。
「大きな目的は、小児科病院のあり方を作り直すことにありました。それは、医療従事者を第一に考えた病院づくりです。そのため、外来診療や病床など建物の設計にも、その考え方をできるだけ反映しました。具体的には、いかに安全で、しかもスムーズに職員が診療を行えるかです。医療従事者が安全かつ効率的に働ければ、結果的に患者さんにも大きなプラスになります。
外来患者受付についても、これまではPOSレジをベースとし、ソフトを手作りした受付端末を利用していましたが、移転を機に外来受付端末も更新しようと考えました」
土屋小児病院様では、外来受付端末の選定を進めていきました。
「最初は、タブレット端末にジャーナル(受付情報)出力用プリンタを接続するという案もありましたが、やはり新しい病院にふさわしく、デザインや機能的にもすっきりした印象を持ってもらえる専用端末にすることに決めました」(土屋氏)
専用端末の選定に際しては、医療情報を担当する伊藤章氏が中心となって進めていきました。
「いろいろなメーカのキオスク端末を調べて、比較検討することにしました。その中の候補にSATELLITEROBO-IIがあり、NECネクサソリューションズに問い合わせて紹介されました。
選定で最も重視したのは、カウンター上に設置するため、画面の操作位置がタッチできる適度な高さになること。また、操作する際、機能的に操作面が使いやすい位置と角度であること。そして、3つめは、新待合室にマッチするすっきりとした美しいデザインであること。この3つのすべての条件に合うのがSATELLITEROBO-IIでした」(伊藤氏)
土屋小児病院様は、予防接種や乳幼児健診などで来院する方の感染を最小限にするため、入口も完全に分け、一般外来患者用専用の受付と待合室、非感染者専用の受付と待合室を設けています。
そのため、合計3台のSATELLITEROBO-IIを導入。1台は、一般外来患者専用の受付端末として、1台は非感染者専用の受付端末として、それぞれ待合室のカウンター上で使用しています。そして、3台目は予備用に利用しています。
「予備の1台も、セットアップしておき、いつでも使える状態にしてあります。それは、診療中などでマシンのメンテナンスができないときでも、診療を継続して行うためにどうしても必要だからです」(伊藤氏)
土屋小児病院様は、スマートカード対応両面フルカラーカードプリンタとプラスチックカードを使ったバーコード付き診察券発行システムを院内で製作し、受診券を発行しています。
「医事システムについては、これまでもプログラミング言語のM言語(医療情報処理向け言語)を利用し、できるだけ医療従事者のことを考えたシステムを自作する方針をとっています」(土屋氏)
「今回のSATELLITEROBO-II の導入に関しては、画面のデザインを従来の受付端末と同じにようにするため、当院でできることは、できるだけ自前でやりました」(伊藤氏)
SATELLITEROBO-IIの導入後の状況について、「来院のピークは、朝、昼前、夕方の3回あります。こんなときでも、以前に比べて受付業務が順調に進むようになりました。
また、見た目もすっきりとしていて、デザインも美しく、患者さんもスムーズに受付いただけており、また職員からも好評です」(伊藤氏)
「以前使っていた受付機に比べ、入出力が速くなったこともあり、それだけ受付情報出力のスピードも上がりました。1回ごとの短縮時間はわずかでも、長い目で見ると確実に受付業務の効率化につながります。その点、医療従事者のことを考えた病院づくりというコンセプトにマッチしており評価できます。
また、NECグループというしっかりしたメーカ製なので、何かあれば迅速に対応してくれますし、万が一故障したときなどの部品供給についても安心できるのが大きなプラスになっています」(土屋氏)
土屋小児病院様は、院内のシステム化をさらに推進する計画です。
「現在システム化を考えているのは、リアルタイムな患者位置情報収集システムの構築です。感染症の患者さんからの感染拡大を防ぎ、安全に職員が診療を進めていくためにも必要なシステムです。
具体的に、診察券のICカード化や、バーコードとICカードの組み合わせ。そして、その情報を読み取り記録するためのカードリーダなど、最適な方法を検討中です。こうしたシステム化についても、良い製品やシステムがあればぜひ紹介してもらいたいと考えています。今回SATELLITEROBO-IIの導入をきっかけに、今後も良い製品の紹介や技術的なアドバイス、提案を大いに期待しています」(土屋氏)
所在地 | 〒346-0003 埼玉県久喜市中央3-1-10 |
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開設 | 1964年(有床診療所) |
改組 | 1976年(病床数23床の医療法人へ改組、現在は病床数40) |
職員 | 医師26名(非常勤含む) |
事業内容 | 小児科専門医による小児科一般外来。特殊小児科としてアレルギー科、内分泌科、神経科、新生児科、血液科。内科。皮膚科。予防接種。乳幼児健診。一次救急指定病院(小児科)、小児二次救急輪番制(埼玉県東部第一地区)、地域連携小児夜間・休日診療。 |
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(2013年2月6日)