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キオスク端末導入で飲食店の人手不足解消!セルフレジがもたらす効率化のメリットとは?

2024年11月12日 カテゴリ:コラム

近年、外食産業では深刻な人手不足が続いており、接客業務や会計業務において大きな課題が生じています。特にインバウンド需要の増加に伴い、多言語対応や迅速なサービス提供が求められる中、従業員の負担は増すばかりです。

こうした状況を背景に、セルフレジの導入が注目されており、効率的な運営や顧客満足度の向上に繋がると期待されています。本記事では、飲食業界における人手不足の現状やインバウンド対応の問題、セルフレジ導入のメリット、キオスク端末によるセルフ会計システム「FoodFrontia KIOSK」の特徴などについて解説していきます。

キオスク端末とは?

キオスク端末とはタッチパネルを装備した自立型の情報端末で、店舗や施設に設置され、さまざまなサービスを提供します。キオスク端末はコンビニやスーパー、空港、ホテルのロビー、役所や病院など、さまざまな場所で活用されています。利用者は、端末を通じて商品の購入、予約、情報検索、支払いなどを簡単に行うことができ利便性の向上に寄与しています。

飲食店で注文・会計ができるセルフレジ(自動注文・精算機)

飲食店に特化し、注文から会計までできるキオスク端末はセルフレジとも呼ばれます。近年、飲食店で多く見かけるようになったセルフレジは、来店客自身で注文から会計まで完了できる便利なシステムです。従来の対面での注文や会計業務に比べ、セルフレジを導入することでレジ業務が大幅に効率化され、特に深刻な人手不足に直面している店舗にとっては有効な解決策となります。

さらに、セルフレジに慣れた利用者にとっては注文や会計の操作がスムーズに行えるため、対面でのやり取りよりも短時間で済む場合があります。顧客の利便性向上と店舗運営の効率化の両面から、セルフレジは今後も注目されることでしょう。

外食産業を取り巻く現状

近年の外食産業は、以下のような3つの大きな課題を抱えています。

慢性的な人手不足

外食産業では、慢性的な人手不足が深刻な問題となっています。特に非正社員の人手不足割合に関する調査では、飲食店が旅館・ホテルや小売業を抑えて最も高い数値を示しており、現場での労働力不足が顕著となっています。この状況は業界全体に大きな影響を与えており、少人数で効率的に店舗運営を行うための対策が急務となっています。

こうした課題を解決するため、外食産業ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が求められており、セルフレジや自動化技術、ロボット技術などを活用することで、業務の効率化と人手不足の緩和が期待されています。

インバウンド対応の必要性

コロナ禍が収束し、日本ではインバウンド観光客の数が急増しています。特に日本食を楽しむことを目的とした訪日外国人が増加しており、今後もその数はさらに伸びると予想されています。このような状況下、飲食店や観光業界においては、インバウンド対応の強化が急務となっています。

特に接客においては英語をはじめとする多言語対応が不可欠であり、外国人観光客に対してスムーズなサービスを提供するための対応が求められています。適切なコミュニケーションを取ることは顧客満足度を向上させるだけでなく、リピートを促進する効果も期待できるのです。

飲食店で働く女性

迫られるデジタル化と業務効率化

外食産業をはじめとするサービス業界では、上記のような深刻な人手不足に直面していながらも、高い接客品質を維持することが求められています。そのため業務の効率化は避けられない課題となっており、デジタル化(DX化)の推進が急務となっています。これまで人の手で行われていた業務の一部を機械やシステムに任せることで、スタッフが本来行うべき業務に集中できる環境を整えなくてはなりません。たとえば、注文や会計をセルフレジで自動化することで、スタッフは顧客とのコミュニケーションやサービス向上に専念することが可能になります。デジタル化の推進により店舗全体の運営効率が向上し、限られた人員であっても質の高いサービスを提供し続けることができるのです。

デジタル化は単なる業務の効率化にとどまらず、スタッフの負担を軽減し、顧客体験の向上にも貢献します。システムや機械に任せる部分と人が対応する部分を明確に分け、最適な役割分担を進めることが人手不足と顧客満足度を向上させるキーポイントとなるでしょう。

談笑しながら食事をとる人たち

セルフレジ導入の動向

上記のような現状の中、飲食業界では課題解決の手段としてセルフレジの導入・活用が進んでいます。

セルフレジは労働力削減と顧客満足度の向上に寄与する

セルフレジは顧客が自ら注文や会計を行うので、飲食店の労働力削減に大きく寄与します。従来のPOSレジのように人手が必要ないため、スタッフの休暇や退職による業務への影響を最小限に抑えることが可能です。またセルフレジはスペースの効率が高く、従来のレジスペースに複数台を設置できるのでレジ待ちの行列を減らす効果も期待できます。これにより顧客の待ち時間が短縮され、満足度が向上するというメリットも得られます。

さらにセルフレジの導入は、スタッフの業務負担の軽減にもつながります。対面での注文や会計業務の負担が減少し、スタッフはより顧客対応やサービスの質を向上させるための時間を確保できるようになります。結果としてスタッフのストレスが軽減され、離職率の低減につながる可能性も期待できます。

コロナ後のインバウンド需要

外国人観光客の増加による新たなニーズ

コロナ後のインバウンド需要の増加に伴い、飲食業界では外国人観光客のニーズに応えるための多言語対応が急務となっています。飲食店や小売店などでは、英語をはじめとして中国語、韓国語などの多言語対応が求められており、一部のチェーン店ではメニューの多言語化を進めていますが、対面での対応には課題を残しています。深刻な人手不足に直面している現状では、外国語に堪能なスタッフを確保することは大変に困難な状況なのです。

このような課題に対しては、セルフレジが有効な解決策となります。英語をはじめとする複数の言語に対応できるセルフレジなら、外国人観光客にとっても使いやすい環境を提供できます。また、言語の壁を感じることなくスムーズに注文や会計ができるため、顧客満足度の向上にも寄与することでしょう。外国人観光客の増加に対応し、多言語対応と業務効率化の両立を図るためにセルフレジは今後ますます重要なツールとなります。

「FoodFrontia KIOSK」とは?

「FoodFrontia KIOSK(フードフロンティア キオスク)」は、飲食店に特化したキオスク端末によるセルフ会計システムで、注文から会計を1台で完結できます。「FoodFrontia KIOSK」には、以下のような特徴があります。

モバイルオーダーとセルフオーダー

大型の画面と直感的なフリーレイアウトのメニューから来店客自身で注文

商品の画像をふんだんに使用したメニューブックのような大型画面をメニュー選択画面に設定可能です。来店客は各商品の画像にタッチして直感的に注文を行うことができます。画像により商品の訴求力をアップすることができ、売上の向上にも寄与できることでしょう。メニュー選択画面のフリーレイアウトに対応した機能は、2025年1月にリリース予定です。

フリーレイアウト

オーダリング機器との連携

キッチンプリンタや厨房にあるディスプレイと連携し、注文から調理、提供までの業務を一貫して効率化できます。また商品を追加したい場合はスタッフがハンディターミナルからオーダーすることも可能なので、スタッフは接客業務に集中でき、サービスの品質を高めることができます。

サイネージ機能

「FoodFrontia KIOSK」はディスプレイに広告や販促用の画像・動画を表示することができるので、販促用機器としても活用することができます。

キャッシュレス決済対応

「FoodFrontia KIOSK」は、クレジットカードや電子マネー、コード決済(QRコード)など、さまざまなキャッシュレスの決済手段に対応しています。卓上タイプを自動釣銭機と合わせて設置すれば、現金にも対応します。セルフレジで会計時の手間が大幅に削減されると共に、顧客の利便性も向上します。

  • QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

多言語対応

日本語はもちろんのこと、英語や中国語、韓国語など、多言語に対応しています。上記のキャッシュレス決済と相まって、外国人観光客にもスムーズな対応が可能です。

多言語

従業員操作用POSとマスタデータを統合管理

「FoodFrontia KIOSK」の商品メニューなどのデータは、当社が販売する飲食店向けPOSレジシステム「FoodFrontia」の従業員操作用POSと一括管理ができます。たとえば店内で「FoodFrontia KIOSK」と「FoodFrontia」を同時に運用している店舗では、メニュー変更時に端末ごとにデータ更新をする必要がなく、データ管理の業務負担を大幅に削減。複数店舗をチェーン展開する企業様でも、本部におけるデータ管理の負担軽減と業務効率化を両立できます。

コンパクトで多様な設置オプション

FoodFrontia KIOSKは卓上タイプと自立タイプの2種類をラインアップし、コンパクトなデザインで省スペース化を実現しています。店舗のスペースや運用方法に応じて、柔軟に設置することが可能です。

自立タイプと卓上タイプ

まとめ

セルフレジの導入による飲食店の業務効率化は、人手不足の深刻化やインバウンド需要の増加に対応する効果的な手段です。セルフレジは注文から会計までを自動化することで、スタッフの負担を軽減し、顧客満足度の向上にも寄与します。さらに、多言語対応やキャッシュレス決済機能の充実により、外国人観光客に対しても円滑なサービス提供が可能です。今後、外食産業におけるデジタル化が加速する中で、セルフレジはますます重要な役割を担っていくと考えられます。

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