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ホテル・旅館内レストランでの配膳ロボット活用方法
2024年10月15日 カテゴリ:コラム
執筆者:NECプラットフォームズ
飲食業と同様に人手不足が進む宿泊業。さまざまな飲食店では、配膳ロボットが人手不足の解消や業務効率化の役に立っていますが、ビュッフェ会場など、ホテル・旅館内の施設でもおおいに導入効果を発揮します。今回は、宿泊施設における配膳ロボットの活用例をご紹介します。

人手不足が深刻化する宿泊業・飲食サービス業
令和6年8月の労働経済動向調査では、宿泊業・飲食サービス業におけるパートタイム労働者は+70ポイントの不足超過(パートタイム労働者過不足判断D.I.※が+70)となり、特に人手不足感が高い産業であることがわかります。また、未充足求人の状況においても、令和6年8月1日現在の未充足求人がある事業所の割合は、宿泊業・飲食サービス業では69%となりました。
- ※労働者過不足判断D.I.:D.I.はDiffusion Index(ディフュージョン・インデックス)の略で、労働者数について、調査日現在の状況で「不足(やや不足、おおいに不足)」と回答した事業所の割合から 「過剰(やや過剰、おおいに過剰)」と回答した事業所の割合を差し引いた値
配膳ロボットとは
ホテル・旅館内のレストランを含む飲食店において、配膳や下げ膳を自動化し、人手不足解消や業務効率化、接客サービス向上を実現します。センサーによって空間を認識し、走行ルート上の人やモノなどの障害物を自動で回避しながら目的地まで自律走行するので、安全に運用できます。
配膳ロボットのホテル・旅館における活用方法
ビュッフェ会場
下膳
クルーズモードにより、あらかじめ設定したルートで店内を巡回します。空いた食器をお客さま自身で配膳ロボットに載せれば、洗い場まで運びます。中間バッシングでホールスタッフが食器を回収して回らずに済むことで、ほかのホール業務に取り組めるため人手不足対策に。退店後に改めて席を掃除する必要はありますが、配膳ロボットによる中間バッシングでこまめに片付けておくことで退店後の作業負担を減らします。
レストラン
配膳
調理が完了したら、料理を配膳ロボットに載せて目的地を選択するだけで席まで運びます。ホールスタッフが配膳にかける工数をほかのホール業務に回せるので、人手不足解消に貢献します。
下膳
退店後のバッシングにも活用できます。ホールスタッフのみの作業では、片付ける食器が多い場合、席と洗い場を何往復もする必要がありますが、配膳ロボットがあれば一気に食器を載せて洗い場に向かっている間に拭き掃除などができます。1人のスタッフでより多くのバッシングに対応できるようになり、人手不足対策に貢献します。
POS・オーダーエントリーシステム連携でもっと便利に
NECプラットフォームズは、POSレジ・オーダーエントリーシステムと配膳・運搬ロボットを連携しています。
POSレジとの連携
退店処理がPOSレジで完了すると、席まで配膳ロボットが自動で向かいます。ホールスタッフはそのまま席まで向かいバッシング作業ができます。ホールスタッフが配膳ロボットの現在地まで行って操作をする必要がないので効率的です。
ハンディターミナルとの連携
ホールスタッフが、手持ちのハンディターミナルから作業をしたい位置まで遠隔で配膳ロボットを動かせます。バッシングを始めたいときに、ホールスタッフは配膳ロボットの現在地まで移動する必要がないので効率的に作業を開始できます。

NECプラットフォームズでは、さまざまなデザイン・大きさ・積載容量の配膳ロボットを取り扱っています。
ホテル内レストランにおける人手不足でお困りのご担当者様は、ぜひご相談ください。
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