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配膳・運搬ロボット6種類を徹底比較!
店舗に合う機種の見つけ方

2024年05月27日 カテゴリ:コラム

執筆者:NECプラットフォームズ

飲食業界で急速に導入が進んでいる配膳・運搬ロボット。導入したいけれど種類が多くて悩んでいる飲食店も多いのではないでしょうか。
今回は、配膳・運搬ロボットの導入メリットや機種比較とともに、店舗形態・用途ごとの選び方をご紹介します。
配膳・運搬ロボットの導入を検討されている担当者さまは、ぜひご参考にしてください。

配膳ロボットに疑問を持つ女性のイラスト

配膳・運搬ロボットの導入メリット

配膳・運搬ロボットを導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。飲食店、スタッフ、お客さまの視点別に見ていきます。

飲食店(外食企業)

配膳、下げ膳業務を配膳・運搬ロボットに任せることで、少ないスタッフでも店舗運営が可能です。
昨今課題となっている人手不足、人件費高騰の解決や、客席回転率向上による売上の増加に繋がります。

スタッフ

重い食器類を長時間、店内を往復して運ぶことによる肉体的負担や、忙しさによる精神的負担を軽減します。配膳・運搬ロボットの操作は直感的で慣れれば簡単なので、スタッフの年齢などに捉われず、働きやすい環境を作れます。

来店のお客さま

スタッフが単純作業を配膳・運搬ロボットに任せて接客にかける時間を増やすことで、お客さまはさらに細かいおもてなしを受けることができます。また、配膳・運搬ロボットの導入により客席回転率が20%以上アップし、待ち時間減少による顧客満足度の向上にも繋がります。

  • NECプラットフォームズ理論値計算に基づきます。

配膳・運搬ロボット導入のデメリット

配膳・運搬ロボットを導入することによるデメリットも確認しておきましょう。

導入コストがかかる

配膳・運搬ロボットの導入には、レンタル費用や購入費用などのコストがかかります。しかし、配膳・運搬ロボットをオペレーションに組み込みしっかり活用することで、28.5万円/月の人件費を削減可能。導入コスト以上の費用対効果を得るためには、配膳・運搬ロボットの特長を理解したうえで店舗に合った機種を選択することが大切です。

  • NECプラットフォームズ理論値計算に基づきます。

オペレーションの再構築が必要に

配膳や下げ膳の際、配膳・運搬ロボットに料理を載せる作業や指示操作は、スタッフが行います。現状のオペレーションから配膳・運搬ロボットを組み込んだオペレーションへ見直しをする必要があるため、スタッフの使いやすさや機種ごとの機能を理解して選択しましょう。

店舗に合う機種を見つけよう!配膳・運搬ロボット比較6選

今注目されている配膳・運搬ロボットを6つご紹介します。どの機種もそれぞれ特長があり、多くの店舗で導入されています。大容量タイプからコンパクトなものまで揃い、デザインや細かい機能も異なるラインナップから、店舗に合った配膳・運搬ロボットが見つかります。

配膳ロボットのラインナップ

配膳・運搬ロボットを選ぶポイント

配膳・運搬ロボットを検討する際は以下の4つのポイントで比較し、店舗に合った機種を見つけましょう。

  • 1.
    走行できる通路幅

配膳・運搬ロボットは機種によって通行可能な通路幅が決まっています。配膳・運搬ロボットを走行させたい通路幅は最小何cmか、人通りは多いかなど店舗のレイアウトや状況を想定し、導入可能な機種を選択します。

  • 2.
    積載重量

料理などを積載・運搬できる重量も、大容量からコンパクトまでさまざま。店舗で配膳、下げ膳したい料理や食器の量を想定し、利用目的に合った機種を選択します。

下の図を参考に走行通路幅と必要な積載重量を照らし合わせると、店舗にぴったりの配膳・運搬ロボットが見つかります。

配膳ロボットの通路幅や積載量一覧
  • 3.
    機能

配膳・運搬ロボットにより特徴的な機能が異なります。利用目的別のおすすめの機種をご紹介します。

大容量の配膳・下げ膳
YUNJI DELI
YUNJI DELI
積載重量50kg。バスボックスをそのまま載せられるので、大型店舗の下げ膳で活躍。
Keenbot T5
Keenbot T5
積載重量40kg。トレイの段数を変更できるため、高さのある物も運搬可能。
BellaBot
BellaBot
積載重量40kg。ネコ型の可愛らしい見た目で運搬機能も抜群
直接配膳 ※お客さまに自身で配膳、下げ膳を行う
Servi
Servi
各トレイに重量センサーを実装。料理を受け取ると自動で次の卓に異動したり、待機場所に戻ったりすることが可能。
BellaBot
BellaBot
各トレイに赤外線センサーを実装。料理を受け取ると自動で次の卓に異動したり、待機場所に戻ったりすることが可能。ネコ型の可愛らしい見た目と音声でお客さまとコミュニケーションが可能。
Keenbot T8
Keenbot T8
各トレイに画像認識カメラを実装。料理を受け取ると自動で次の卓に異動したり、待機場所に戻ったりすることが可能。コンパクトだが安定性抜群で液体物の配膳も問題なし。
接客サービス向上
BellaBot
BellaBot
豊かな表情と音声でお客さまとコミュニケーションが可能。お子さまにも人気で店舗のエンターテイメント性を向上。
KettyBot
KettyBot
前面に18.5インチのカラーディスプレイを配置し、動画と静止画による広告表示が可能。集客モードや案内モードを実装し、お客さまを席までご案内。
Keenbot T8
Keenbot T8
愛嬌のある可愛らしい表情とンコンパクトな見た目でお客さまも親しみやすい。
  • 4.
    システム連携

配膳・運搬ロボットと他の店舗システムを連携し、さらに導入効果を高めたいという要望も出てきています。
そこで、NECプラットフォームズは、POSレジ・オーダーエントリーシステムと配膳・運搬ロボットを連携したFoodFrontia(フードフロンティア)マルチ配膳・運搬ロボット連携をご提案可能です。
ハンディ端末からの遠隔操作、卓上のセルフオーダー端末からの(下げ膳)呼び出し、POSレジ会計操作後の下げ膳に向けた自動移動など、配膳・運搬ロボット単体の利用時より格段に利便性がアップ。さらなる業務改善や人手不足対策に貢献します。

マルチ配膳ロボット連携イメージ図

今回は配膳・運搬ロボットの各機種を比較し、選び方についてご紹介しました。
本内容を参考に、店舗に合った配膳・運搬ロボットの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
NECプラットフォームズは、飲食店それぞれに最適な配膳・運搬ロボットをご提案します。

  • YUNJI DELIは、Beijing Yunji Technology Co., Ltd.の商標または登録商標です。
  • BellaBot は、Shenzhen Pudu Technology Co., Ltd. の商標または登録商標です。
  • KettyBotは、Shenzhen Pudu Technology Co., Ltd. の商標または登録商標です。
  • Serviの名称、ロゴはソフトバンクロボティクスの登録商標です。
  • Keenbotの名称、ロゴはKEENON Robotics社の登録商標です。

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