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2022年9月22日 製品紹介

最新規格「Wi-Fi 6E」とは? 2022年9月ついに解禁!

NECの家庭向けWi-FiルータAtermシリーズに「Wi-Fi 6E」対応ルータが新登場!

「Wi-Fi 6E」とは、 2022年9月ついに日本でも認可された6GHz帯が利用できるWi-Fiの新規格です。

「Wi-Fi 6E」は2019年に登場した「Wi-Fi 6」の拡張版で、従来Wi-Fi通信で利用している周波数帯である2.4GHz帯と5GHz帯に加え、新たに6GHz帯が利用可能になります。

新たな周波数帯の解放は、1999年5月に5GHz帯が登場して以来、じつに20年以上ぶりの大きな変革で、今後のWi-Fiの発展を左右するとても重要なニュースです。

今回のコラムでは「Wi-Fi 6Eってなに?」「従来のWi-Fiと比べてどう変わるの?」という疑問にお答えします。

Wi-Fi 6Eに対応した当社のルータもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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新周波数帯「6GHz帯」の登場で、より安定したWi-Fi通信が利用できる

新しい「6GHz帯」の解放で、混雑や電波干渉の少ない安定した通信環境が実現でき、これまでよりも快適にWi-Fiを利用できるようになります。

Wi-Fiの普及とともに利用デバイスが増加し、従来のWi-Fiは慢性的な混雑状態が生じていました。

これは限られた道幅の中で、通行する車両が増加し、常に渋滞が発生しているような状態です。

新周波数帯の登場により、これまでより道幅の広い新たな道路が新設されることで渋滞が解消し、快適に通行できるようになります。

6GHz帯のイメージ

さらに6GHz帯は、従来の5GHz帯で通信制限の要因の一つとなっていた、「DFS」の検出帯域外です。

DFSとは「Dynamic Frequency Selection(動的周波数選択)」の略で、 航空/気象レーダー波を検知すると、それらとの電波干渉を回避しようとする仕組みのことです。

DFSが動作するとWi-Fiルータは通信の安定性を確保できない状況が発生していましたが、 6GHz帯ではDFSが動作しないため、より安定した通信環境になります。

5GHz帯と6GHz帯の比較

Wi-Fiの周波数帯域は従来のおよそ2倍に!

比較図

6GHz帯の追加により、従来周波数帯(2.4GHz+5GHz)と比較し、新周波数帯(2.4GHz+5GHz+6GHz)は、利用可能な周波数帯域(チャネル数)が従来のおよそ2倍に拡張します。

比較図

3つの周波数帯(トライバンド)を同時に使い分けることで、より多くのデバイスが接続された環境でも快適に利用できます。

それに加え、複数のチャネルを束ねて高速通信を実現するワイドバンド(チャネルボンディング)を多用しやすくなり、それもWi-Fi通信の高速化にもつながります。

近年の新たな光回線や5Gサービスの登場により高速化するWAN回線と組み合わせれば、今までにないさらに快適なインターネット体験が職場や自宅で可能になります。

新規格対応の家庭向けWi-Fiルータが新登場!

NECプラットフォームズ製の家庭向けWi-Fiルータである「Atermシリーズ」から、Wi-Fi 6E対応の新製品2機種が登場しました。

  • 「Aterm WX11000T12」
    12ストリームに加え10GbpsのWAN/LANポートを搭載したフラッグシップモデル
  • 「Aterm WX7800T8」
    8ストリームのミドルクラスモデル

2機種ともに6GHz帯を加えたトライバンド通信のほか、電波範囲を拡大する「メッシュ中継機能」、安心のインターネット環境を提供する「トレンドマイクロ ホームネットワークセキュリティ」、外出先からでもアプリでWi-Fiルータのメンテナンスができる「ホームネットワークリンク」などの機能が搭載されています。

従来のAtermシリーズの魅力を継承した2つの新製品は、さらに快適で安全な通信環境を提供します。

「Wi-Fi 6E」と対応製品の詳細はこちらをご確認ください。

Aterm WX11000T12の製品写真
「Aterm WX11000T12」
Aterm WX7800T8の製品写真
「Aterm WX7800T8」

「Wi-Fi 6E」対応ルータはNECプラットフォームズにお任せください

インターネットが普及し、パソコンやスマートフォンなどが日常的に利用できる今、データ通信上でやり取りされる情報量は爆発的に増加しています。

そのような状況でも「快適さ」を求めるためには通信技術の進歩が必要不可欠です。

そこで特に大きな変革のひとつと言えるのが、今年度解禁された新周波数帯「6GHz帯」の登場です。

今後は「6GHz帯」対応のデバイスが次々に登場し、皆さまの快適なインターネット生活を支える重要なインフラとなるでしょう。

「6GHz帯」対応したWi-Fiルータ(Aterm)の詳細が知りたい場合は、ぜひお気軽に以下窓口にお問い合わせください。

Atermインフォメーションセンター

ネットワークのイメージ
  • 「Aterm」は、日本電気株式会社の登録商標です。
  • 「トレンドマイクロ ホームネットワークセキュリティ」は、トレンドマイクロ株式会社の商標です。
  • 「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの商標または登録商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名、サービス名などは該当する各社の商標または登録商標です。

本コラムでご紹介したWi-Fiルータに関するお問い合わせは Atermインフォメーションセンター へお願いします

お問い合わせ・資料請求*その他の製品についてのお問い合わせはこちら

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