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2020年 4月 9日 働き方改革動画
ICカードと生体認証を組み合わせた働き方改革ってなに?
入退管理システムを軸にしたログ活用&生体認証近年、ICチップ・カードを利用したシーンが広がり、さまざまなシステムやインフラと連携して利便性・セキュリティを高めることに活用されています。
NECプラットフォームズの入退管理システムは、この「ICカード」を使用した認証ですが、いま話題の「生体認証」と組み合わせることで、より『厳格な本人認証』で入退が行うことができます。
これにより企業のセキュリティレベルが向上するのはもちろんですが、実は企業の働き方改革にもつながるのです。
この『厳格な本人認証』が、どう働き方を変えていくのか、みていきましょう。
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働き方改革への取り組み、いかがでしょうか?
社員は減り、働ける時間も減るのに、仕事は減らない。すべての企業にとって仕事の効率化が求められています。
効率化ソリューションを検討するためにも、仕事量を正確に把握することは、とても重要です。
仕事量とは、労働時間の把握が前提となって、初めて測定可能になるもの。
しかし、タイムカードやPCでの打刻だけでは、正しく把握しきれないのが現状です。
正確な労働時間の見える化に必要なもの、それは、厳格な本人認証です。
そして、それを可能にするのが、ICカード。
さらにICカードと生体認証を組み合わせることで、厳格な本人認証が行えるようになるのです。
生体認証は本人だけが持っているもの。そのため、さまざまななりすましや悪用を防止できます。
生体認証を組み合わせた、当社の入退管理システム“SecureFrontia X(セキュアフロンティア エックス)”が、セキュリティの強化とともに、労働時間の見える化を可能にします。
さまざまなシステムとの連携・拡張性を備えた“SecureFrontia X”は、データの一元管理はもちろん、そのデータを活用して、入退時刻を勤怠システムへ反映することができます。
そして、さまざまな生体認証方式に対応し、厳格な入退管理が実現できます。
顔認証は利便性が高い、指紋認証・静脈認証・虹彩認証は精度が高いなど、それぞれに特長があります。
いずれも求められていることは、厳格な本人認証となります。
“SecureFrontia X”は、さまざまな生体認証と連携して、お客さまが求める運用に合わせた提案ができます。
ぜひとも、一緒に働き方改革をしませんか。
企業を取り巻くセキュリティ環境の変化と対応
企業環境の変化に伴い、セキュリティシステムに求められる機能は変化しています。企業にとって全社的なセキュリティシステムの導入は必須条件です。
下の図のとおり、「個人情報保護法」から「防災・危機管理」まで、セキュリティの歴史はそのトリガーとなるさまざまな出来事の歴史ともいえます。
長時間労働を是正する意義
そして現在の企業環境の変化として挙げられるのは「長時間労働の是正」です。
いま、なぜ労働時間を見直す必要があるのでしょうか? 下の図のような理由から多くの企業がこの課題を認識し、取り組みを始めています。
年間総実労働時間を短縮してきた(短縮を考えている)理由
長時間労働や休暇が取れないということは、「メンタルヘルスに悪影響」「仕事と家庭の両立が困難」「人件費の負担増加」といったリスクをはらんでいます。
そしてこれらのリスクは「生産性の悪化」「離職リスク上昇」につながり、そして「収益の縮小」「企業イメージの低下」へとつながっていきます。
このようなリスクを改善するためには、 全従業員の労働時間について、正しく把握・管理しなければなりません。
「働き方改革」はすべての企業に求められます
さらに企業には、「少子高齢化」「人手不足」そして「育児や介護の両立」などなど、さまざまな課題がのしかかっています。
前述した「長時間労働の是正」に対しては「36(サブロク)協定」改正により、時間外労働が規制されました。さらに有給取得が義務化されるなど、これからは「従業員が働ける時間は減るのに、仕事は減らない」という状態に陥っていきます。
これらの課題を解決するためには、従業員全員が仕事を効率的に行う必要があり、企業は効率化させるための改革をしなければなりません。すべての企業に対してそうした「働き方改革」が求められているのです。
効率化ソリューションの導入前に必要なことは?
業務効率化に向けた第一歩として、自社の仕事量・労働時間がどのくらいあるのかをきちんと把握することが重要です。しかし、タイムカードやPCでの打刻だけで、それらを把握するのは難しいのが現状です。打刻のし忘れやサービス残業により、正確な勤務時間を管理できないからです。
これには入退管理システムの導入が有効です。「入退管理」とは、最初の入場時間、最後の退場時間をログとして記録し、在室やスケジュールの管理を行うことです。在室管理をすることで、企業内のセキュリティ管理もできます。
このような入退管理を行うには、NECプラットフォームズの入退管理システム「SecureFrontia X(セキュアフロンティア エックス)」が最適です。
入退管理システムのログ活用への注目
「SecureFrontia X」はICカードで入退場を行うシステムです。企業のセキュリティを守る鍵になるのはもちろんですが、入退時のログを勤怠管理としても活用できます。
つまりIC社員証で入退場すれば、出退勤時間がログとして残るので、全従業員の勤務状況を把握することができるのです。さらに勤怠システムと連携すれば、タイムカードやPCでの打刻よりも正確な出退勤データを収集できます。こうした正確な勤務時間の把握は労働基準法対策として、ひいては長時間労働抑制のための労働環境整備につながります。
そして、さらに『厳格な本人認証』をすることで、もっと正確な労働時間を見える化することもできます。
厳格な本人認証
では、『厳格な本人認証』とは、何をすればいいのでしょうか。ここでキーワードとなるのが、昨今注目を集めている「生体認証」です。
生体認証の大きな特長の一つに、「なりすまし」の防止が挙げられます。なりすましを悪用した例として、PCパスワードの情報漏れや類推による不正アクセス、カードを落としたときの不正侵入やカードの貸し借りによるなりすまし、といったさまざまなものがあります。
その課題の解決には、「生体認証」が重要なヒントになります。生体認証は本人だけが持っているもの。その唯一性により、前述のなりすましの防止のほかに「忘れない」「失くさない」といった、『厳格な本人認証』を行うことができるからです。
そして「SecureFrontia X」を組み合わせれば、収集した入退ログを勤怠システムへ反映することで、『厳格な本人認証』を行った正確な労働時間の見える化を実現できるのです。
SecureFrontia Xの生体認証連携
生体認証には、顔を認識する「顔認証」、指紋と静脈をあわせて認証する「指ハイブリッド認証」、瞳の虹彩(こうさい)を使う「虹彩認証」などがあります。顔認証は利便性が高い、指ハイブリッド認証・虹彩認証は精度が高いなど、それぞれに特長があります。
ここでは顔認証と、SecureFrontia XのICカード認証を連携したソリューションをご紹介します。
顔認証(Bio-IDiom KAOATO連携)
「Bio-IDiom KAOATO(バイオイディオム カオアト)」は、しっかりと立ち止まって認証する積極認証です。ログが写真として残るなど、“顔”に特化した多くの機能があります。
また、タブレットやカメラなど、場所を選ばず設置ができます。顔の画像データはマスターから一括取り込みできるなど、ほかの生体認証にはない利便性も持ち合わせています。ICカードとの2要素認証で、セキュリティレベルがさらに向上します。
NeoFace Access Control連携(ウォークスルー認証)
世界最高レベルの顔認証技術を使った「ウォークスルー認証」です。セキュリティーゲートに取り付けるだけでカメラ前で立ち止まることなく、スムーズな本人確認を実現します。前述の「Bio-IDiom KAOATO」とは異なり非積極に近い、スピーディーな認証が可能です。ビルのエントランスなどにあるフラッパーゲートとの連動によく使用されます。
ICカードと顔認証を組み合わせた二要素認証を導入することで、ICカードの貸し借り・盗難など、なりすましによる不正入退を抑止することができます。
SecureFrontia Xで働き方改革を始めよう
入退管理システム「SecureFrontia X」は、ICカードで「いつ」「誰が」「どこに」入退室したかを管理して、オフィスセキュリティを強化すると同時に、利用価値の高いログを有効活用することができます。
さまざまな生体認証と連携することで厳密な本人認証を行い、より正確な労働時間を把握できるので、長時間労働から発するリスクを改善することに役立ちます。
お客さまの企業課題に向き合い、一緒に働き方改革をしませんか。
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