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PROJECT

プロジェクト事例

※内容は取材当時のものであり、現在の所属・担当業務とは異なる可能性があります。
PROJECT 01
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IoTを傍らで支える「コンパクトボックス型コントローラ」開発
小型な筐体にプロセッサ(演算装置)を搭載した「コンパクトボックス型コントローラ」を開発。
あらゆるモノがインターネットにつながるIoTの普及に伴い、より多くのデバイスがネットワークを通じて接続される中、デバイスや利用者に近い「エッジ」でデータを処理するエッジコンピューティングのニーズが高まっている。
サーバ・スーパーコンピュータ開発事業で培ってきた高い技術力を活かし、コンパクトで汎用性の高い製品やリアルタイムの画像処理、AI活用など負荷の大きい演算処理を必要とする現場向けに、高性能チップを搭載した拡張性の高い製品を開発。
この製品をカメラやモニター、製造設備などのモジュールと組み込むことにより、工場における外観検査の自動化・リアルタイム制御、イベント会場における映像解析による密集検知・人数カウントなど、現場の省人化や品質向上に貢献する。
このプロジェクトに携わった
渡辺充康(技術開発/ハードウェア)
本製品の企画・販売促進を担当しています。市場ニーズの調査・ヒヤリングから製品化に至るまで、営業・開発・生産管理など数多くの部門との連携が必要です。各部門の意見の統括やコストなどとの兼ね合い(費用対効果)の見極めに大変苦労しましたが、実際に製品化されお客様から製品を高く評価いただいた時はとても嬉しく、これまでの苦労が報われました。
PROJECT 02
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Wi-Fiホームルータ「Atermシリーズ」開発
多くの家電量販店で販売されているWi-Fiホームルータ「Atermシリーズ」。NECプラットフォームズでは、このコンシューマ向けホームルータの開発・改良を行っており、時代の最先端を行く製品をリリースし続けている。
一般市場では製品競争力の維持・強化が重要。魅力ある製品を開発するには、当然ながらコスト削減、製品ライフサイクルの短期化への対応など、様々な課題を乗り越えていく必要がある。そのような厳しい環境・条件の中で、プロジェクトチームのメンバーは一丸となり、お客様に安心して使い続けていただくことができる製品開発を進めている。
また、安心に加え、NECプラットフォームズでは、Wi-Fiホームルータの高速通信性能の向上、機能の充実を図り、より快適なネットワーク環境を提供することで、豊かな社会づくりに貢献している。
このプロジェクトに携わった
大石昌城(技術開発/ハードウェア)
私たち開発メンバーは、「Wi-Fiホームルータは、やはり"NEC"がいちばん」と言われるような、顧客満足度の高い製品開発に取り組んでいます。コンシューマ向け製品開発は、お客様の評価をダイレクトに受けることができる、大変やりがいのある仕事ですよ。
PROJECT 03
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荷物サイズ計測ユニットforコンベア開発
NECプラットフォームズは国内海外の郵便・物流事業者向けに、認識と制御の技術要素を併せ持った荷物自動仕分けソーターなどのシステムでメカ(機械)・エレキ(電気電子)・ソフトの開発を一気通貫でおこなってきた。
荷物サイズ計測ユニットforコンベアはコンベアを流れる荷物の3辺寸法を瞬時に計測するとともに届け先の問合せ番号などの荷物固有情報がID化されたバーコードを同時に読み取ってデータ化するシステム。荷物の採寸作業の省人化、配送料金の適正化、倉庫の保管効率向上、トラックの輸送効率向上など物流現場の様々な課題解決に貢献する。
一口に荷物といってもサイズや取扱量はユーザー毎に千差万別。製品化開発にあたり、より多くのユーザーに活用してもらえるよう幅広い対象サイズのカバーと高い処理能力を持った製品仕様を策定。且つ価格競争力のある製品とすべく安価で最適なデバイスの選定にも重点を置いて設計をおこなった。また、コンベアの空間に差し込むだけで使用可能となる設置容易性を考慮した装置形状を考案し、導入時の既設システムの改造コスト削減も実現。あわせて重量計測や宛先ラベル自動貼付機能など顧客のニーズにあわせた機能拡張も可能とするなど商品力のある製品コンセプトにもこだわった。
今後ますます労働力不足が深刻化していく環境下にありながら依然として人手に頼ることが多い現場作業の省人化を自動化で支援していくため、ソーター開発で磨いてきた技術・ノウハウを結集して今後も新製品開発にチャレンジしていく。
このプロジェクトに携わった
小南友宏(システムエンジニア/販売推進)
物流現場の労働力不足は今後深刻な社会的問題になっていくことが懸念されています。この状況を改善できる製品の開発・提供ができる技術・ノウハウがあることが我々の強みであり、社会貢献につながるやりがいのある仕事と感じています。
PROJECT 04
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ホテル向けソリューション
全国主要都市・主要リゾートにある大型・高級ホテルに、IT設備の提案から構築、導入後の運用支援を行っているNECプラットフォームズ。主力製品はホテル向け電話交換機(PBX)。他にも、ネットワーク設備やサーバアプリケーションなども扱い、提供している。
提案・システム導入において、NECと連携しながら協力販売店の支援を行うケースがあるが、NECプラットフォームズがフロントとなってシステム導入を請け負うケースもあり、そのような時はプロジェクトマネジメントを担い、設計、開発、工事の管理・調整まで一貫して手がけている。
ホテル向けソリューションは、マネージャーのもと、5人のシステムエンジニアが継続的に担当。IT設備機器等が既製品で顧客要求を満たせない場合は、製品開発部門と連携し、オーダーに応えている。 NECプラットフォームズでは、様々な業務効率化を実現し、「働き方改革」という大きな市場命題に応えている。
このプロジェクトに携わった
植野 祐司(システムエンジニア)
ホテルのフロント課やレストラン課などの運用部門スタッフの方々と話す機会も多く、ホテルの運用に深く携われる機会が多いのが、私はこの仕事の醍醐味の一つだと感じています。また、外資系ホテルでは、お客様担当者と英語を使ってコミュニケーションをとる必要もあり、そんな時はグローバル社会で自分が役立っていると実感することもできます。
PROJECT 05
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都道府県防災システムの「一斉指令システム」開発
都道府県防災システムにおける「一斉指令システム」において、既設機器対応年数経過に伴う、機器更新および機能強化業務を実施。一斉指令システムは、都道府県から各市町村や消防・出先機関などの関係機関にむけて、国や気象台の重要な情報を情報配信するための指令システムであり、情報を確実に届けることが求められるシステム。
3人の主要メンバーが十数名のスタッフを率いて実施されたプロジェクト。設計・開発を経て、現地で新サーバの試験を行う際、既設サーバなどの稼動を保つ必要があり、新設機器と既設機器が混在する非常に複雑な構成の中で作業は行われた。そのような状況の中、チームメンバーは緊密に連携をとることで、事前に想定されるリスクを回避し、無事システムの入れ替えを完遂させた。
完成したシステムは、県庁から各市町村などへ気象情報や防災情報を伝達する重要システムとして稼動し、地域社会とそこに暮らす人々の安心・安全を守る役割を果たしている。
このプロジェクトに携わった
越水智玲(システムエンジニア)
一年半の長きに渡るプロジェクトであり、その間にさまざまな課題が発生しましたが、それを一つひとつ解決し、プロジェクトを完遂させた時の達成感は非常に大きかったです。また、新システムの中に、自分が提案した機能が盛り込まれ、お客様からお褒めの言葉をいただいた時はとてもうれしく、それまでの苦労が報われました。
PROJECT 06
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自治体・放送局向け「衛星通信システム」開発
自治体や放送局向けの「衛星通信システム」を再構築した。「衛星通信システム」は、地上と上空約36,000kmにある人工衛星間をマイクロ波の電波を用いて行う無線通信を目的としたシステム。地域の生命線となる防災システムや、テレビなどの放送システムに活用される。
多彩な領域の設計・開発が必要となるこのプロジェクトでは、NECプラットフォームズのソフトウェア開発エンジニア、ハードウェア開発エンジニア、システムエンジニアが集結し、チームが結成された。異なる職種間の認識の相違をなくすべく、可能な限りそれぞれの担当者が密なコミュニケーションを図り、開発が進められた。
メンバーは現地に数多く足を運び、すでに納入されている装置を検証、その活用状況なども念入りに確認し、現場のことを大事にした開発を実現。メンバーには若手も起用され、このプロジェクトを通して幅広い知識と経験を身に付けたという。NECプラットフォームズにとっても意義の大きなプロジェクトであった。
このプロジェクトに携わった
石井翔太(技術開発/ソフトウェア)
私は、衛星地球局のRF送受信機器や監視制御装置に組み込まれているファームウェアの開発を担当しました。ソフトウェア開発を行う上でハードウェアの知識やネットワークの知識等、幅広い知識が必要とされるため、当初は苦労しましたが、実際に自分がつくったソフトウェアがシステム運用で使用され、お客様に「使いやすい、すばらしい」と言っていただけた時にやりがいを感じました。
PROJECT 07
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NECのIoTソリューション「エッジ側装置」開発
ガス会社にて検針やガスボンベ交換作業の効率化を図るために、ガス使用量を管理センターに無線送信するための製品「NECのIoTソリューション・エッジ側装置」を開発。
この製品は、ガスメータに近接して屋外に設置する必要があるため、設置作業を容易にすることと、防塵防水機構を兼ね備えた構造設計を採用。また、電源には一次電池を使用した長期間動作が求められ、電力消費を抑えられるような回路設計と、細かな電源制御が行えるファームウェアが実装された。
この製品によってガス使用量を常に管理でき、ガスボンベを最適なタイミングで交換できるようになるため、資源のムダが抑えられ、地球環境の維持にも貢献。また、本製品で開発した「IoT無線ユニット技術」は、他種の製品やサービスへの応用も考えられるため、さらに広い分野での製品開発が期待されている。
このプロジェクトに携わった
廣瀬耕平(技術開発/ハードウェア)
私はハードウェア開発(回路設計や基板設計)担当として、ファームウェア開発、筐体開発などに精通したメンバーと共にプロジェクトに取り組みました。生活の身近なところで活躍する製品開発に携わることができたことは、ひとつの喜びです。
PROJECT 8
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各国を結ぶ「光海底ケーブルシステム」開発
動画コンテンツ提供企業の依頼により、NECと連携し「光海底ケーブルシステム」を提供。NECプラットフォームズでは、アジア周辺国間の電話回線・インターネット等を海底ケーブルで繋ぐ伝送装置の開発を担った。
最先端技術を活用した最高性能の実現が求められたプロジェクト。NECの大容量光海底ケーブル通信システムを支えるべく、NECプラットフォームズでは、装置の基本コンセプトに基づき、ハードウェアの構成検討と回路設計、またハードウェアを制御するソフトウェアの仕様検討、海底中継器の特性評価、装置制御端末の仕様設計などを手掛けた。
開発においては、主要機能を持つLSIをどのように使いこなせば良いか、このLSIを使いこなすために制御系のアーキテクチャをどうすべきか、LSIだけでは足りないNECのオリジナル機能をどのようにFPGA(機能やロジックを自由に設定可能な大規模集積回路)で作り込むかなど、課題は多岐に渡ったが、それらをクリアし、世界で初めて300Gbpsの信号を太平洋横断10,000km伝送させることに成功した。
このプロジェクトに携わった
松本一輝(技術開発/ハードウェア)
私たちが開発している製品は、各国を結ぶ光海底ケーブルシステムによりグローバルに通信インフラを整備し、豊かな社会を支える情報基盤の確立に貢献しています。そのため製品完成時には大きな達成感を得られます。2016年のFASTERプロジェクト(※)において、出荷後のお客様の性能評価で、お客様より「すごい!」「Congratulation!」と絶賛のお言葉をいただけた時は嬉しかったですね。
(※)日米間を60Tbps(100Gbpsの信号を1本のファイバに100波多重し×6本のファイバ)伝送を実現。