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2021年3月18日 オフィスコミュニケーションコラム動画
同僚との距離感はどうなった? 歓送迎会をせずとも心理的距離は近くなる
リモートでも親しみを感じ取れるようになった人々感染リスクとの共存がはじまって、早1年が経とうとしています。
直接対面する機会が減っている中、上司や部下、同僚との心理的な距離はどうなったと感じていますか?
「存在を遠く感じるようになった」という人がいる一方で、「会う機会は減ったけれど、心理的には近く感じるようになった」という人も多くいます。
今回は、New Normalにおける人との距離感の縮め方についてお話しします。人の出入りが多くなるこの時期、歓送迎会なども難しい中でどのようなコミュニケーションが必要なのか、みなさまの参考になれば幸いです。

相手と親しくなるための距離感「パーソナルスペース」は45~75cm
物理的に距離が縮まる対面の場合、その距離の近さは心理的にも影響を及ぼします。
一般的に、対人距離はこのように分類されます。
密接距離 | 0~15cm | ごく親しい人に許される空間 |
個体距離/パーソナルスぺ―ス | 45~75cm | 相手の表情が読み取れる空間 |
社会距離 | 1.2~2m | 相手に手は届きづらいが、容易に会話ができる空間 |
公共距離 | 3.5~7m | 複数の相手が見渡せる空間 |
COVID-19禍以前のオフィスでは、「個体距離」あるいは「社会距離」でメンバーと過ごすことが多く、この物理的な距離の近さから、お互いに親しさを感じ取っていました。
テレワークではどうでしょう。
今までのような物理距離の近さによる心理的な影響を受けることはできませんが、New Normalな新しい感覚に慣れてきた人の多くは、リモートコミュニケーションでも相手との物理距離を意識せず、親しさを感じ取れるようになってきています。

リモート慣れ? 「相手がどこにいるか」を意識しなくなった
「いい天気が続きますねぇ」なんていう、対面の打ち合わせではよくある雑談をついついリモート会議でもしてしまい、「いやいやこっちは雨ですよ」と言われてしまったなんてこと、みなさんはありませんか?
この会話例からもわかるように、今はリモート会議が日常化され、多くの人がリモート慣れしています。ですから、コミュニケーションを取るうえで「相手がどこにいるのか」という意識が薄れ、すぐそこにいるという感覚になっているのです。
映像と声でのコミュニケーションが続いた結果、多くの人は相手が物理的に2m以内にいない状況に慣れ、リモート上ならではのつながりや親しみを感じ取れるようになってきています。
“人は慣れる生き物”といわれてますが、その通りなのかもしれませんね。

リモートで親しみを感じるためには
リモートコミュニケーションで距離を意識せず、互いに親しみを感じ取れている人や組織には共通点があります。それは、リモートコミュニケーションの頻度が高いこと。
人と距離感を縮めるには、繰り返し接することで良い感情が生まれる「単純接触効果」というものがあります。オフィスでは、物理的に距離が近いことに加え、毎日会うという繰り返しによってもメンバー同士で親しさを感じることができていました。
リモートの場合でも、映像と声のコミュニケーションの頻度を高めることで、物理的な接触ができなくても、「単純接触効果」によって心理的な近さを感じることができます。
「ねぇちょっと聞いてよ…」「どうでもいいことなんだけどさ…」といった軽い会話を頻繁に行うことが大切なのでしょう。歓送迎会など直接集まることができなくても、こういった心がけで人との距離感を縮められるのであれば、今日からさっそく実践してみたいものですね。

心理的な距離を縮めてチームワークを向上させよう
仕事にチーム力は不可欠です。
目標の達成には、チーム内で業務分担や協力が必要であり、そのためのベースとなるものがメンバー同士の親しみや信用という感情です。
なんでもいえる、伝えられる関係性が、業務スピードを早め、組織としてのパフォーマンスを向上させるでしょう。
上司や部下、同僚など、立場や関係性はさまざまですが、直接対面することが難しい現状で、人との関係性を疎遠にするのではなく、リモート上ならではの繋がりを有効活用し、関係を築いていけるようにしましょう。
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