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テレワークする女性テレワークする女性

2021年2月10日 オフィスコミュニケーションコラム

テレワークは本当に生産性があがるのか?

在宅勤務の課題を改善できる方法を見つけよう

全国的にテレワーク導入が進んでいますが、テレワークには肯定的な意見と否定的な意見どちらもよく耳にします。

職種や業務内容によってテレワーク実施率は異なりますが、同じ職場内でもその意見はしばしば二極化されます。

今回は、在宅勤務に対する両者の意見とその解決法についてお話しします。

テレワークする女性

テレワーク継続希望率は約8割

ある調査では、テレワーク実施者におけるCOVID-19収束後のテレワーク継続希望率は78.6%という結果が出ているそうです。

その希望率は、53.2%(2020年4月調査)→ 69.4%(2020年5月調査)→ 78.6% (2020年12月調査)と推移しており、上昇し続けています。

つまり、テレワーク実施者の多くは、在宅勤務におおむね満足しているということ。

出社した方が効率の良い業務で不便さを感じたり、リモートコミュニケーションが続く中で対面して話すメリットを感じることが多かれ少なかれあると思いますが、そのうえでも在宅勤務にメリットを見出している方が多いのでしょう。

  • 参考:CNET JAPAN「テレワーク実施率は企業規模で大きな差、不安や課題は減少傾向--パーソル総研が調査」(https://japan.cnet.com/article/35164095/)
自宅でテレワークする男性

テレワークの課題は、「人とのつながり」か

多くの人がテレワークの継続を希望しているという結果でしたが、もちろん課題がないわけではありません。

【テレワークを利用する際に不便・不安と感じる点は?】

  • 1位
    同僚(上司や部下を含む)とのコミュニケーションに支障がある  48.0%
  • 2位
    ずっと自宅にいると、心身を仕事モードに切り替えにくい  36.3%
  • 3位
    書類・伝票類(紙)を取り扱う業務(押印、決裁、発送、受領等)をテレワークの対象とできずに不便  31.4%
  • 出典:日経クロステック Active「テレワークの「新たな課題」ダントツ首位はあれ、独自調査で判明」(https://active.nikkeibp.co.jp/atcl/act/19/00248/120800002/)

テレワークでは、対面して人と交流する機会が大幅に減り、一人でパソコンに向かう生活となります。

一人でいることが好きで、一人で仕事を完結できる人であればなんの問題もなく、むしろ最適な環境といえるかもしれませんが、多くの人は、同僚とのコミュニケーションを取りながらワークライフバランスを保っています。

また、海外では、テレワーク実施時の気の緩みが生産性を低下させるという考え方が広がりつつあり、見知らぬ誰かとオンラインで互いに監督しあうサービスなども普及しています。

そういう意味では、ひとことにコミュニケーションといっても、業務上のコミュニケーションだけではなく、人とのつながりという点が重要視されているということです。

では、業務を進める上でも、心身ともにON・OFFをつけるためにも、一体どんな工夫ができるでしょうか。

テレワーク疲れの男性

「少人数」「頻度増」のミーティングが効果的

テレワークで同僚とコミュニケーションを取る方法として、リモート会議があります。すでに多くの企業で利用されていますよね。Web会議であれば、顔を映せるので相手の表情をみながら会話することができます。

ですが、「Web会議でミーティングはやっているけど同僚との距離が遠く感じて不安」という声も耳にします。

そういった場合は、リモートミーティングの人数と頻度に注目してみましょう。

実際のリアルな会議では、意思決定スピードを上げる効率的な会議のために、参加者は3~8人程度とするのが一般的です。

リモートミーティングの場合はさらに人数を絞り、一人が発言する回数を増やし密にコミュニケーションを取るといった工夫が有効です。

また、頻度を上げるという工夫もあります。週に1回・2時間のミーティングを、週に3回・30分程度のミーティングに変更するといった具合です。 この方が、メンバー間の精神的距離が近くなり、よりリラックスして発言できる雰囲気が作られていきます。

こまめな会話という点では、たとえば業務時間終了の時間になったら電話会議をつなぎ、夕食の献立の話や趣味の話をするとか、雑談タイムを設けることで、ON・OFFの区切りとするといった取り組みをしている企業の例などもあります。

テレワークに課題を感じている企業は、すでにこういった工夫を多くしているのかもしれませんね。

Web会議

COVID-19禍では臨機応変と工夫が重要

昨今急速に進んでいる在宅勤務に対して、さまざまな意見があるでしょう。

ですが、テレワークの課題となっているコミュニケーション不足や仕事のON・OFFの切り替えは、工夫次第でまだまだ改善できるのではないでしょうか。

職場の状況に応じて、業務がスムーズに進められるよう工夫し続けることが大切です。

NECプラットフォームズでは、効率的なリモート会議ができる製品ラインナップを揃えています。また、多くの企業にテレワーク環境の構築を行っています。

テレワーク導入を検討中の方、改善したい方、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ベランダでパソコン操作をする女性

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