NECプラットフォームズ、タイ工場に太陽光発電システムを導入
~CO2排出量2050年実質ゼロに向けてスマートファクトリー化を推進~
2019年9月9日
NECプラットフォームズ株式会社
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
NECプラットフォームズ(代表取締役 執行役員社長 福田 公彦)は、生産関連会社であるNECプラットフォームズタイ(NEC Platforms Thai Co., Ltd.)(タイ国、パトンタニ県、社長 藤田 浩宣)の工場(以下、タイ工場)に、太陽光発電システムを設置導入し、今月より稼働を開始しました。
太陽光パネルは、2018年1月に新設した工場棟と、隣接の事務棟および駐輪場の屋根全面の計8,330平方メートルの規模で設置しました。これによる太陽光発電システムの総電力容量は1,400kWとなり、年間1,900Mwhの発電量の確保を見込んでいます。
また、タイ工場では、工場使用電力で大きなウエイトを占める空調機関連設備の運転台数や運転制御の最適化、省電力設備への置き換え、さらにこれらの設備の稼働状態の見える化・制御を行うFEMS(Factory Energy Management System)により、スマートファクトリー化を図っています。
太陽光発電システム導入による効果と合わせて、タイ工場の購入電力量を約40%削減できる見込みです。
NECグループは、2018年10月に認定されたSBT(Science Based Targets)(注1)に向けて再生可能エネルギーの活用拡大など温室効果ガス排出量削減に取り組んでおり、2050年に向けては “自社の事業活動に伴うCO2排出量:実質ゼロ” を目指しています。今回のタイ工場への太陽光発電システム導入はその一環となります。
また、当社のお客様やパートナー企業の中にはRE100(注3)を意識する企業が増えているため、それらの企業の事業方針に沿うためにも、まずタイ工場からCO2ぜロ生産を目指して太陽光発電システムを導入し、今後当社の国内工場へ展開していく予定です。
NECグループは、ブランドステートメント「Orchestrating a Brighter World」のもと、SDGsが掲げる持続可能な社会の実現に向けて、地球が直面する課題の解決を目指しています。
国内外に生産工場を持つNECプラットフォームズは、その中でも「気候変動を核とした環境課題への対応」を特に重要な課題の一つと位置付け、自社の事業活動に伴うCO2排出量削減を計画的に実施していく他、AIやIoTをはじめとするICTソリューションの活用・提供を通じて「脱炭素社会」の実現に貢献してまいります。
以上
太陽光発電システムが導入されたタイ工場外観拡大する
- (注1)
SBT(Science Based Targets):産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるための世界共通目標に対し、企業が科学的根拠に基づいてコミットした温室効果ガス排出削減目標。
- (注2)
NECグループのSBT (https://jpn.nec.com/eco/ja/announce/sbt/index.html 参照)
Scope1+2(*):2030年度までに温室効果ガス排出量を2017年度比で33%削減
* Scope1(事業者が所有又は管理する排出源から発生する温室効果ガスの直接排出)と、
Scope2(電気、蒸気、熱の使用に伴う温室効果ガスの間接排出)の合計値。 - (注3)
RE100:「Renewable Energy 100%」の略称。事業運営を2050年までに100%再生可能エネルギーで行うことを目標にしたもの。全世界で190社以上(2019年9月現在)が加盟している。
NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
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