NECプラットフォームズ、あらゆる現場のIoTを実現する無線センサ対応の遠隔監視システム「コルソス CSDJ-A」を発売
~センサ配線が不要で様々な現場で導入可能~
2018年1月22日
NECプラットフォームズ株式会社
NECプラットフォームズは、生産現場や店舗など様々な現場の状態監視・通報を可能にする無線センサ対応の遠隔監視システム「コルソス CSDJ-A」を本日より発売開始します。
本製品は、従来の遠隔監視システム「コルソス CSDJ」の監視・通報・制御の機能はそのままに、新たに無線受信モジュールの追加により無線センサに対応しました。これにより有線センサに加え、無線センサによるデータ取得が可能になり、様々な現場の状態監視や異常時の通報を実現します。配線の手間を省き手軽な導入が可能になるほか、有線センサでは配線が困難な生産現場の稼働状況や店舗の温度管理などの監視を行うことが可能となります。
NECプラットフォームズは、あらゆる現場のIoTを実現する無線センサ対応の遠隔監視システム「コルソス CSDJ-A」を、年間2,000台販売する計画で、IoT関連事業をさらに強化してまいります。
背景
少子高齢化により労働人口が減少している中、あらゆる業種で働き方改革や生産性向上が課題となっています。これらの課題解決のため、IoTによる現場データの収集、活用のニーズが近年高まっており、特に製造業や店舗では、各種設備や現場の状態を効率良くデータで収集し、監視する仕組みが求められています。
対象設備によっては新たな配線ができない場合や現場環境の制約から配線が困難である場合があり、無線センサの活用が不可欠なものになっています。
このような状況を受けて、新製品は、各種通信インフラを用いて監視・通報する機能をワンパッケージ化した遠隔監視システム「コルソス CSDJ」をベースに、無線センサに対応したモデルを開発しました。
価格、出荷開始日
製品名 | 型番 | 販売価格(税別) | 出荷開始日 |
---|---|---|---|
コルソス CSDJ-A(※) | CSDJ-A | 428,000円(※) | 2018年1月29日 |
- ※
- システム本体+無線受信モジュール。無線センサは含みません。
特長
- センサ配線が不要で様々な現場で導入可能
無線センサ対応により、配線が困難な様々な現場においても監視システムを構築し、データ収集・通報・見える化を容易に実現することが可能です。例えば、生産現場ではライン設備の稼働を監視し生産性低下の要因を見つけ改善を図ったり、店舗や倉庫では冷蔵・冷凍庫を監視し、温度異常を早期発見、通報することが可能となります。
- 無線方式EnOceanの採用によりメンテナンスの手間を削減
無線方式は、省電力技術に優れたEnOcean(注1)を採用しました。光発電などにより電池が不要なセンサや、電池1個で数年間使用できるセンサを使用できるため、定期的な電池交換の手間を省くことができます。「コルソス CSDJ-A」1台につき、20個の無線センサに対応可能です。
- 遠隔監視に必要な機能のワンパッケージ化により、容易かつ低コスト導入を実現
「コルソス」のコンセプトを継承し、制御部・インタフェース・通信部・ソフトウェアをワンパッケージで提供します。IoTを活用した現場向け遠隔監視ソリューションに求められるデータ収集・通報・見える化をプログラミングレス・アプリケーションレスで簡単に導入できます。監視レポートを日報・月報・年報としてEメールで自動送信できるためログを収集して回る手間を省くことができます。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1)
「EnOcean(エンオーシャン)」は、光や温度、振動などの微弱なエネルギーを集めて電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスト技術(環境発電技術)」を使用した、超低消費電力の無線通信規格です。
詳しくは、https://www.enocean.com/jp/をご覧ください。
- ※:
EnOceanは、EnOcean GmbHの登録商標です。
- ※:
コルソスは、NECプラットフォームズ株式会社の登録商標です。
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
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