2012年6月7日
日本電気株式会社
NECインフロンティア株式会社

　NECとNECインフロンティアは、小型ルータとしては業界最高クラスの転送速度（単純性能2Gbps、暗号化性能1.2Gbps）を実現する「UNIVERGE(ユニバージュ) IX2215」を本日から販売します。

　「UNIVERGE IX2215」は、A4サイズのギガビット対応オールインワンルータで、ネットワークの高速化、大容量化が重要なクラウドコンピューティングの導入を低コストで実現することが可能です。
また、10ポートのギガビットイーサに加えISDNポート（BRIポート）と、ワイヤレス通信に利用可能なUSBポートを1つずつ搭載しており、多様な回線の選択が可能で、事業継続対策の強化として拠点間通信の冗長化においても最適です。さらに、スケジューラ機能を使用することで最大30％の節電（注1）が可能です。

　新製品の希望小売価格は11万8000円（税別）で、出荷開始時期は8月の予定です。NECは「UNIVERGE IXシリーズ」全体で年間8万台の販売を見込んでいます。

　「UNIVERGE IX2215」の主な特長は以下の通りです。

(1)大型ルータなみの高性能を、小型・低価格で実現

　最先端の通信デバイスとNEC独自の高速フォワーディング技術（注2）の採用により、データ転送速度は小型ルータとして業界最高クラスの最大2Gbpsを実現。また、企業の拠点間ネットワークで重要となる暗号化処理をした場合でも、最大1.2Gbpsの通信が可能。
　大型ルータ並みの高い性能をもちながら、価格をおさえ、企業向けのギガビット対応ルータではトップレベルのコストパフォーマンスを実現（注3）。

(2)多様な回線に対応可能

　10ポートのギガビットイーサに加え、DSUを内蔵したISDNポート（BRIポート）と、ワイヤレス通信に利用可能なUSBポートを1つずつ搭載。USBポートにデータ通信端末を取り付けることで、近年通信の高速化が顕著なモバイルネットワークを企業の拠点間通信や災害時の事業継続対策用の回線として活用可能。さらに、NTT東日本とNTT西日本が提供する帯域確保型データ通信サービス「データコネクト」の技術的条件(注4）に認証され、ルータ製品では第1号を取得。
　これら様々な回線へ対応可能で、従来からの回線サービスの継続利用も、新しい回線サービスの採用も、本装置1台で対応可能。

(3)省電力設計

　大型ルータ並みの性能を持ちながら、消費電力は最大18W（USBポート未使用時は14W）で、ギガビット対応ルータではトップレベルの電力効率（注5）を実現。さらに、業態や営業時間に柔軟に対応可能なスケジューラ機能を搭載し、夜間や休日の不要な電力をカットすることで、最大30%以上の節電を実現（注3）。

　尚、NECは新製品を「Interop Tokyo 2012」(会場:幕張メッセ、会期:展示会 6/13～15、コンファレンス 6/12～15)に出展します。

新製品の主な仕様については別紙をご参照ください。

以上

＜UNIVERGE IX2215 ＞

(注1)　NEC調べ。スケジューラ機能未使用時との比較

(注2)　パケット送信先の検索処理および転送処理を高速化するNEC独自技術。

(注3)　NEC調べ。希望小売価格と性能から試算。

(注4)　2011年4月1日より、東日本電信電話株式会社と西日本電信電話株式会社が総務大臣の許可を得て定めている「データコネクト端末の技術的条件」の認証が制度化されている。

(注5)　NEC調べ。消費電力と性能から試算。

※｢UNIVERGE｣はNECの登録商標です。

※その他記載されている会社名、製品名、サービス名などは該当する各社の商標または登録商標です。

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