予約台帳システムとPOSレジシステムの連携で、当日ネット予約もスムーズに！

2024年07月09日　カテゴリ：コラム

執筆者：NECプラットフォームズ

飲食店の予約方法では、ネット予約が増加しています。数日前だけではなく、当日でもネット予約を受け付けることで、売上アップのチャンスになりますが、いくつかの課題により実現が難しいと考えている飲食店さまは多いのではないでしょうか？
そこで今回は、予約を一括管理できる予約台帳システムを活用した当日ネット予約の運用方法をご紹介します。

飲食店において、ネット予約は増加中

利用者がいつでもどこでも予約できる利便性から、飲食店をグルメサイトなどで予約できるネット予約には高い需要があります。経済産業省の「令和4年度電子商取引に関する市場調査」によると、飲食店のネット予約のことを指す「飲食系サービスのBtoC-EC市場規模」は、2022 年において 6,601 億円と前年比 33.69%の増加となりました。コロナ禍の制限が明けて外食機会やインバウンド（訪日外国人観光客）需要が増加したことによって、今後もネット予約は増加すると考えられます。

出典：経済産業省「令和4年度デジタル取引環境整備事業（電子商取引に関する市場調査）」

「当日のネット予約」を実現できない理由

ネット予約のニーズが多いため、当日でもネット予約を受け付けられれば、他店と比較して選ばれる機会が増えることで売上アップに繋がります。しかし、当日のネット予約に対応している飲食店は少ないのが現状です。理由は大きく3つあります。

1.
ウォークイン来店を含む席利用状況の管理が難しい

当日のネット予約を受け付ける場合、その日にウォークイン（予約なし）で直接来店するお客さまの着席状況を正確に把握し、グルメサイトなどの媒体の席在庫を管理する必要があります。しかし、営業中の接客業務などを行いながら正確に管理するのは困難といえます。

2.
ダブルブッキングのリスクがある

いくつかのグルメサイトに情報を掲載しているなど、当日ネット予約の導線が複数ある場合も要注意。ダブルブッキングを防ぐためには、1番と同様にウォークイン客や予約客の席利用状況を正確に把握したうえで、複数のグルメサイトの席在庫を更新する必要があります。この作業を営業中に行うことも現実的ではありません。

3.
忙しい営業中に、当日ネット予約の配席ができない

予約が入った場合には席を確保する必要がありますが、営業中の忙しさに追われて気が付かずに見落としてしまうリスクがあります。見落としにより予約席を確保できていない状態では、お客さまとのトラブルが生じる可能性がありますので、ミスなく管理できる仕組みづくりが重要です。

当日ネット予約を実現するには？

当日のネット予約を受け付ける際には、ウォークインでの来店も含めた席の利用状況を反映し、複数のグルメサイトの席在庫を更新できるシステムが一役買います。また、予約が入ると自動で配席する機能を持つ予約台帳システムもスムーズな運用をサポートします。

予約台帳システムとPOSレジシステムの連携

まず必要なのが、予約台帳システムとPOSレジシステムの連携機能です。
例えば、NECプラットフォームズでは、飲食店向けPOSレジ・オーダーエントリーシステム FoodFrontiaと予約台帳システムを連携しています。ウォークイン客が来店すると、POSレジシステムやハンディターミナルでファーストオーダー登録をした際に、席利用情報が予約台帳システムにリアルタイムで反映されます。