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トレーを置くだけで一括清算!
オートレジの導入は効率化と利便性向上を両立!

2024年12月05日 カテゴリ:コラム

昼食時の社員食堂や学生食堂は、多くの利用者で混雑します。この混雑の一因となっているのが、精算の時間です。とくに近年増えている、利用者が好きな料理をカウンターやディスプレイから取って食事をするカフェテリア方式の食堂では、精算に時間と手間がかかることも。

そのような課題を解決するのが、本記事でご紹介する「オートレジ」です。利用者自身が選んだ食事を一括して精算できるこの仕組みは、混雑緩和だけでなく業務の効率化にも貢献します。本記事では、オートレジの概要や食堂運営にもたらすメリットについて詳しく解説していきます。

食事している風景と時計

定食方式とカフェテリア方式

社員食堂や学生食堂は、大きく定食方式とカフェテリア方式に別れます。まずそれぞれの違いを確認しておきましょう。

利用者の満足度が高いカフェテリア方式

定食方式の特徴
定食

定食方式では、主菜・副菜・汁物などがあらかじめセットで提供されます。この方式は提供から精算までのプロセスがシンプルで、スピードが求められる昼食時の精算に適しています。また、栄養バランスが整った食事を効率よく提供できるため、健康志向の利用者や健康管理を重視する企業の食堂、育ち盛りの若者にバランスの取れた食事を提供したい教育機関の食堂などには最適な方式といえるでしょう。

一方、定食方式では食事の内容を自由に選択できないため、利用者の好みに合わせるという柔軟性に欠ける点が課題となります。

カフェテリア方式の特徴
料理をケースから取り出すようす

カフェテリア方式(ビュッフェ方式とも呼ばれる)は、食堂内に設置されたカウンターやディスプレイから利用者が好きな料理を選べる方式です。カフェテリア方式はこの自由度の高さが魅力となっており、利用者の満足度も高いため現在の食堂の主流となっています。しかし、カフェテリア方式では利用者が選んだ料理ごとにセルフ決済システムで決済することが多く、精算のプロセスが複雑化しがちです。

セルフ決済システムは料理1品ごとに支払いをするため、昼時の混雑がさらに増す要因となっているのです。さらに決済回数が多いことで、入力ミスが発生しやすい点もカフェテリア方式の難点といえるでしょう。

カフェテリア方式の食堂に最適なオートレジ

カフェテリア方式の課題を解決するには、精算プロセスの効率化が必要です。そこで現在、食堂の運営側から注目されているのが、オートレジです。とくにカフェテリア方式の食堂で採用され始めているこの精算システムは、食堂の混雑緩和や業務効率化に大きく寄与します。

料理

オートレジとは?

オートレジは、利用者が食事を載せたトレーを専用の端末上に置くだけで、料金を自動計算する精算システムです。この仕組みの鍵となるのが、各お皿に貼付されたICタグ(RFID)です。このICタグを一括で読み取ることで、オートレジは瞬時に合計金額を算出し、スムーズな精算を可能にします。利用者は合計額が表示された後、すぐに会計へ進めます。

一般的に精算のタイミングには、食事前に行う「前会計」と、食事後に行う「後会計」の2種類がありますが、オートレジでは後会計が推奨されています。これはトレーを置く専用の読み取り端末が金属の影響を受けやすいため、料理に金属製のホイルを使っているホイル焼きなどがあると、影響を受けてICタグが読み取れなくなってしまう可能性があるからです。つまり前会計の場合、提供できるメニューに制約が生じることもあるため、後会計が推奨されています。また後会計であれば、利用者が混雑状況を見て精算のタイミングを調整できるので、より柔軟な運用も可能になります。

オートレジ

オートレジのメリット

オートレジ導入のメリットには、以下のようなものがあります。

混雑の緩和

時間の限られた昼休みに喫食が集中するため、社員食堂や学生食堂の混雑は必然的といえます。さらに食堂を混雑させる要因には選択した料理の精算(会計)がありますが、オートレジは利用者がトレーを置くだけで一括精算できる仕組みです。オートレジを導入すれば精算スピードは飛躍的に上がり、加えて後会計制も導入すればさらなる混雑緩和を実現できます。

精算ミスの削減

オートレジは機械(読み取り機)が皿の価格情報を自動的に読み取るため、1品ごとのセルフ決済で発生するような手動による精算ミスがありません。

利用者のストレス緩和

ゆっくりと進む精算の長い列に並び、貴重な昼休みの時間を無駄にするのは利用者にとって大きなストレスとなります。オートレジの導入は、利用者の精神的余裕を生むためにも有効な手段です。

栄養素情報の自動計算

定食方式のメリットの1つに、「栄養バランスが整った食事を提供できること」がありましたが、オートレジは利用者が選択した料理の栄養素情報やカロリーの合計値をディスプレイに表示できます。これらを利用者に確認してもらうことで、健康管理の意識付けや健康意識が高い利用者の健康管理を支援することができるでしょう。

オートレジの最大のメリットは、精算時間を大幅に短縮できる点です。オートレジではトレーを置くだけで精算が完了するため、利用者のストレスを軽減し、ピーク時の混雑も緩和します。また、精算ミスが減少する点も運営側にとっては見逃せないメリットです。オートレジは、機械による一括読み取りでヒューマンエラーを防ぎ、正確で素早い精算を実現します。

オートレジ導入に向いている食堂は?

それでは、現在どのような運営をしている食堂がオートレジの導入に向いているのでしょうか?

カフェテリア方式でセルフ決済をしている食堂

利用者が好きな料理をカウンターやディスプレイから取って食事をする形式の食堂において、利用者自身がセルフ決済をしている場合はオートレジの導入に向いている食堂です。先述のようにセルフ決済は1皿ずつ利用者が決済するため、精算に時間がかかり、また入力ミス(精算漏れ)も発生しやすくなっているからです。

昼休みに混雑する食堂

昼休みに慢性的に混雑してしまう食堂も、オートレジの導入で混雑を解消できる場合があります。とくに混雑の要因が利用者の精算に起因しているならばオートレジの導入が混雑解消の最適解になります。また顕在化していなくとも、利用者が混雑にストレスを抱えている可能性は高いといえるでしょう。

定食方式からカフェテリア方式に切り替えを検討している食堂

現在は定食方式で、将来的にカフェテリア方式への切り替えを検討している場合もオートレジの導入に向いている食堂といえます。たとえばカフェテリア方式への移行時に券売機決済やPOSレジ決済、セルフ決済などからオートレジ決済に変更すれば、精算で食堂が混雑する可能性は低いといえるでしょう。

Comedorならオートレジに対応

NECプラットフォームズが展開する、マルチカード対応 食堂決済システム「Comedor X for TWINPOS 9700Ui(以下、Comedor Xと表記します)」は、オートレジシステムに対応しています。Comedor X(コメドール エックス)なら、専用のICタグを付けた食器をトレーごと台に置くだけで、一括決済(支払金額を自動計算し精算)が可能です。

カフェテリア方式のようなメニューの多い食堂でも、スピーディかつミスのない決済を実現します。またComedor X(コメドール エックス)は栄養素表示機能にも対応しています。トレーを置くだけで栄養素がひと目でわかるグラフが表示されるため、利用者の健康管理に貢献します。

Comedor X

さまざまな決済方式に対応

Comedor X(コメドール エックス)はコード決済やICカード決済、電子マネー決済(交通系含む)にも対応しているため、社員食堂や学生食堂の運営効率化と、利用者の利便性アップに寄与します。

まとめ

社員食堂や学生食堂の混雑解消と運営効率化には、オートレジの導入が効果的です。トレーを置くだけで一括精算が可能なオートレジは、料理選択の自由度が高く、セルフ決済が導入されていることの多いカフェテリア方式の課題解決に役立ちます。オートレジはICタグで瞬時に料金を計算できるため、精算ミスや長蛇の列を減らし、利用者のストレスも軽減します。混雑緩和と運営効率化、利用者の利便性向上を実現できるオートレジは、これからの食堂運営に欠かせない存在となることでしょう。

NECプラットフォームズでは、最適な食堂決済システムをご提案可能です。
食堂運営側にも、利用者側にも多くのメリットが得られます。ぜひご検討ください。