ZigBee®規格に準拠し、スプリットリング共振器アンテナを搭載した2.4GHz無線通信モジュールを発売
2012年4月19日
NECエンジニアリング株式会社
NECエンジニアリングは、ZigBee®規格に準拠し、安定した送受信が可能なスプリットリング共振器アンテナ(注1)を搭載した2.4GHz無線通信モジュール「ZB24TM-Z2701」および、独自プロトコルを搭載した「ZB24TM-E2036」の販売活動を、本日より開始しました。(製品出荷予定は7月)
主な特長
- ZigBee®PRO機能セットに対応したスタックを搭載
アプリケーションレベルでどのメーカーとも相互接続が可能なパブリックプロファイル(スマートエナジー、ホームオートメーションなど)をカスタムにて搭載できます。
また、データの暗号化に対応しており、通信における安全性が向上しました。(型番:ZB24TM-Z2701のみ) - 高性能パターンアンテナを採用
アンテナ部には、NEC中央研究所が新開発したスプリットリング共振器アンテナを採用しました。
従来のアンテナに比べ電波に対する指向性が少ないことに加え、マザーボードの影響によるアンテナ性能の変動を抑制し、安定した送受信が可能です。 - 消費電力を大幅カット
消費電力は当社従来品と「ZB24TM-Z2701」を比較し、送信時約25%、受信時約50%の低減を実現しました。
また、スリープ状態の消費電力も最大約87%低減しました。 - お客様での認証取得不要
日本国内の電波法認証を取得済みのため、お客様における申請が不要です。そのため、開発期間の短縮や認証取得費用の削減を実現できます。
また、米国FCC(注2)、欧州CE(注3)認証の無線機カテゴリ許認可を現在申請中です。(2012年6月取得予定)
本製品の価格は、「ZB24TM-Z2701」「ZB24TM-E2036」両タイプ共に税別900円(10万個購入時の1個当たり。価格は購入数量により変動)です。スターターキット(税別15, 000円)も同時に販売を開始し、今後2年間で5億円の売り上げを見込んでいます。
なおNECエンジニアリングは新製品を、5月9日(水)から11日(金)まで東京ビッグサイト(江東区有明)にて開催される「組込みシステム開発技術展」および5月30日(水)から6月1日(金)まで東京ビッグサイト(江東区有明)にて開催される「ワイヤレスジャパン2012」において展示する予定です。
-以上-
参考資料
注釈
(注1) NECプレスリリース(2012年3月19日)
- NEC、メタマテリアルを応用し、無線モジュールの通信性能を向上する世界最小クラスのアンテナを開発
(注2) FCC(FEDERAL COMMUNICATIONS COMMISSION:米国・連邦通信委員会)
通信分野に関する規制の策定、許認可を行なう米国政府の組織。
(注3) 注3:CE(Conformite Europeenne)
ヨーロッパにおける製品安全規格に適合していることを示す認証。
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