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中国北京電視台にミリ波ブロードバンドトランシーバ「BB.LiNK」を納入

~北京オリンピック開幕式で、ハイビジョン映像の実況中継に活用~

2008年8月4日
日本電気株式会社
NECエンジニアリング株式会社

NECとNECエンジニアリング株式会社(注1、以下 NECエンジニアリング)は、中国国内のパートナーと共同で大手放送局の北京電視台(注2、以下 BTV)に、ミリ波(60GHz帯)を使いデジタルハイビジョン信号を圧縮せずに遅延なく無線伝送が可能なブロードバンドトランシーバ(伝送装置)「BB.LiNK」を納入しました。
このたびの「BB.LiNK」の納入は、60GHz帯の無線周波数使用が開放された中国において、初のミリ波ブロードバンドトランシーバの導入事例であり、「BB.LiNK」は同帯域における中国の国家標準に準じた海外製第一号機です。

BTVは、8月8日より北京で開催される「第29回オリンピック競技大会(2008/北京)」(以下 北京オリンピック)において、ハイビジョンカメラで撮影された北京オリンピック開幕式の実況映像を、「BB.LiNK」を用いて会場周辺の屋外に設置される大型ディスプレイにリアルタイムに無線中継いたします。

このたび納入した「BB.LiNK」の特長は以下の通りです。

  • 本体にアンテナ、送受信モジュール、データインタフェースなどを一体化させた小型軽量なオールインワン製品で可搬性に優れており、テレビカメラと中継器の間などファイバをはじめとするケーブルの敷設が困難な場所での利用が可能。
  • 通常、圧縮データを無線伝送する場合、映像の遅延が生じる。「BB.LiNK」は帯域の広い60GHz帯を利用するためデータの圧縮が不要であり、映像の遅延が発生しない。 このため、有線伝送による映像との整合性に優れ、スポーツ観戦など繊細で俊敏な動きのある映像の伝送に適している。
  • 電波の直進性が高い60GHz帯を使用しているため電波干渉が起きにくく、ほこりや雨・霧などの悪天候にも強い。
  • NEC独自の高速変復調技術により、1.5Gbpsの大容量伝送と10W以下の省電力化を実現。バッテリによる運用も可能、デジタルサイネージなど今後様々な場面における応用が期待される。

北京オリンピックは、全ての映像をハイビジョン放送する初めてのオリンピックです。中国では、「ハイビジョン元年」と位置づけ、これを機に中国国内でのハイビジョン放送の大々的な普及が見込まれております。NECとNECエンジニアリングは、このたびの導入実績をもとに、中国のハイビジョン無線伝送市場においてトップシェアを目指してまいります。

「BB.LiNK」はUNIVERGEアプリケーションパートナー製品(注3)であり、NECとNECエンジニアリングは、これまでもトリノオリンピックや世界トライアスロンなどの世界的なイベントにおいて、放送局に「BB.LiNK」を納入してまいりました。NECグループは、ハイビジョン放送を支えるリーディングカンパニーとして、今後も製品開発・販売を積極的に行ってまいります。

以上


  • (注1)本社:東京都品川区、代表取締役 執行役員社長:井上 憲治
  • (注2)所在地:中国北京市朝陽区
  • (注3)NECのUNIVERGEシリーズを中心とする製品と組み合わせることによって新たな統合ソリューションを創出し、当該ソリューションを機軸としたマーケティング活動を行うことにより、市場における製品価値を高めることを目的としている。

「BB.LiNK」に関するお客様からの問い合わせ先

NEC 海外ネットワークソリューション事業部
電話:(03)6405-0580

NECエンジニアリング 営業本部 マーケット企画部
電話:(03)6713-1210

  • このページに掲載されているプレスリリースその他の情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な後発事象によって変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

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