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UNIVERGE コミュニケーションサーバのラインアップを刷新

~ユニファイド・コミュニケーション(R)の基盤となるサーバ新製品を発売~

2008年5月28日
日本電気株式会社
NECインフロンティア株式会社

NEC(注1)ならびにNECインフロンティア(注2)は、IP電話や無線LANネットワークなどブロードバンドオフィスを支えるコミュニケーションサーバのラインアップを刷新し、中大容量コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV8500」ならびに小容量コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV8300」を本日より発売致します。

「UNIVERGE SV8500」は、従来から提供しているSIP(注3)対応テレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」と中大容量のフルIP対応コミュニケーションサーバ「UNIVERGE APEX7600i」の機能を統合し進化させたコミュニケーションサーバです。本製品は、最大12万内線を収容し、お客様の導入計画に合わせて柔軟なシステム構成をとることが可能です。また、既存設備を有効に活用しながらの導入が可能で、環境に配慮した製品ライフサイクル設計を実現しました。
「UNIVERGE SV8300」は、従来から提供している小容量のフルIP対応コミュニケーションサーバ「UNIVERGE APEX3600i」を進化させたコミュニケーションサーバです。容易にフルIPネットワークシステムの導入ができ、信頼性の高い運用を可能とします。また、環境に配慮した設計により消費電力37%削減を実現すると共に、従来比1.5倍となる最大1,536内線の収容が可能です。

NECは、企業向けテレフォニー市場ではトップシェア(注4)を獲得し、多数のお客様に導入いただいております。本製品はお客様の既存設備を有効に活用しながらIP化を段階的に進められるなど、ユーザニーズに柔軟に対応できる設計がなされており、 NECが提唱する「UNIVERGE ユビキタスワークプレース」というコンセプトのもと、オフィスから「現場」へと拡張するユニファイド・コミュニケーションRの中核となる製品であります。また、NTT NGNフィールドトライアルにおいて既に接続検証が完了している「UNIVERGE SV7000」に続き、新製品においてもNGN環境下における新サービスに対応していく予定です。

NECは、UNIVERGEソリューション事業を中核とする企業ネットワーク事業で年間5千億円の売上高を目標とした事業拡大を進めてまいります。

昨今、通信費・システム運用費の削減や、IPを基盤とした業務アプリケーション活用によるワークスタイル革新を目的に、IPテレフォニーシステムの導入が急速に進んでおります。その中で、オフィスのIT化計画に合わせて、既存設備を有効に活用しながら段階的にIP環境に移行するなどニーズも多様化しております。さらに、システム導入にあたっては、環境対策の面からも、省スペース・省電力機器の採用や既存設備の有効活用への関心が高まっております。新製品はこうした市場ニーズに対応するものです。

新製品の価格および出荷時期は以下のとおりです。

新コミュニケーションサーバ

製品名称 最大収容内線数 価格(税別) 出荷時期
中大容量コミュニケーションサーバ
「UNIVERGE SV8500」
120,000 500万円から(注6) 6月30日
小容量コミュニケーションサーバ
「UNIVERGE SV8300」
1,536(注5) 50万円から(注6) 5月28日
製品名称 最大収容内線数 価格(税別) 出荷時期
統合運用管理サーバ
「UNIVERGE MA4000」
・内線電話一括設定
・データベース連携
100万円から 2008年度下期

新製品の特長は以下のとおりです。

中大容量コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV8500」

(1)ユーザニーズに合わせて柔軟なシステム構成が可能

「UNIVERGE SV8500」1台でサーバ二重化システムの構築が可能になり、従来比3/4の省スペース化を実現。また、既存設備を有効に活用しながら段階的にIPに移行するなど、ユーザニーズに合わせて柔軟な回線構成での提供が可能であり、導入企業の計画に合わせて段階的にIP化することができる。
このほか、冗長機能や長時間停電対応を実装し、高可用性・高信頼性を実現している。

(2)ハードウェア・ソフトウェアなど既存資産の有効活用を実現

NECは、これまで、お客様の導入済みの機器を有効に活用しながら新システムへの移行を進める「マイグレーション」を提案してきた。新製品においても、「UNIVERGE SV7000」や「UNIVERGE APEX7600i」の導入時に使用した電話機や回線パッケージ、各種ソフトウェアを最大限流用する。これにより、廃棄する既存設備を最小限に抑え、環境に配慮した移行を実現するとともに、お客様のシステム導入費用の削減に貢献する。

(3)統合運用管理ツールの活用によりシステム運用コストを10%削減

内線電話の一括設定やデータベース連携、周辺システムのトラフィック(注7)収集、アラーム出力を行う統合運用管理サーバ「UNIVERGE MA4000」を本日より発売。 本製品を活用することで、3千回線規模のIPテレフォニーシステムにおいて約10%の運用コスト削減が可能。

小容量コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV8300」

(1)1ユニット構成でIP化への様々なニーズに対応

従来、少数回線のフルIPネットワークシステムを導入するには、コミュニケーションサーバの他にルータなど複数の機器が必要であった。本製品は、1ユニット構成でフルIP化を実現し、IP電話やインスタントメッセージなどユニファイド・コミュニケーションRの基本機能の導入が可能である。

(2)環境に配慮した製品設計で37%の省電力化を実現

LANカードをはじめとする基本8機能を1枚のCPUに集約したことで最大1/5の 省スペース化を実現。工場や倉庫などスペースの限られた場所への設置も可能である。また、従来製品比最大37%の省電力を実現するとともに、RoHS指令(注9)に準拠した製品設計を行っている。

(3)オールインワン化により、システム構築期間を半分に短縮

従来、別装置として必要であったルータやボイスメール(VM)サーバなど付帯装置をカード化し、「UNIVERGE SV8300」に内蔵。小規模システムでは、これらのカードを「UNIVERGE SV8300」に差し込むだけでユニファイド・コミュニケーションRの基本機能の導入が可能である。初期工事の局データ設置を簡単に行うツールも標準装備しており、例えば、フルIPテレフォニーシステムの場合、構築期間を最大半分に短縮できる。

NECは、オフィスにおけるコミュニケーションの活性化や業務の効率化を実現するUNIVERGEソリューションを「UNIVERGE360」(注10)というグローバルコンセプトのもと、今後も音声とデータを統合したネットワークシステムの販売活動を強化してまいります。

さらに、NGN時代に向け、環境に配慮した製品・ソリューションの開発を行うとともに、導入企業の状況に柔軟に対応し既存設備を有効活用したIPテレフォニーシステムの提案を進めてまいります。

なお、NECは新製品を本年6月11日から13日まで幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2008」ならびに6月17日から18日まで東京国際フォーラムで開催される「e-Trend Conference 2008」に出展いたします。

以上

※ユニファイド・コミュニケーション(R)は、NECの登録商標。

(注1) 本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫

(注2) 本社:東京都千代田区、代表取締役 社長:木内 和宣

(注3)  Session Initiation Protocol。VoIPを応用したインターネット電話などで利用される、 国際標準規格の通話制御プロトコル。

(注4) 国内:IP-PBXシェア(数量ベース)が35.8%で1位
出典元 富士キメラ『2006 IPテレフォニー関連市場調査総覧』
世界:企業向けテレフォニー出荷回線数が11.6%で1位
出典元 ガートナー『2006 企業向けテレフォニー機器市場調査』

(注5) 2008年6月30日に出荷開始するシステムから。本日から出荷開始するシステムは288。

(注6) 電話機、ライントランク制御カードは含みません。(工事費別、保守費別)

(注7) 音声や画像などの処理に特化したマイクロプロセッサ。

(注8) ネットワーク上を移動する音声や文書、画像などのデジタルデータ

(注9) 電子・電気機器における特定有害物質の使用制限に関する欧州連合(EU)による指令。

(注10) UNIVERGE360

企業で働く「人」を中心に置き、その周りを取り巻くビジネス環境を効率的に遂行する際に必要なインフラ、アプリケーション、ソフトウエア、サービス、パートナーシップ等の全てを360度全方位で提供することを意味するグローバルコンセプト。


UNIVERGEソリューションに関する情報提供

UNIVERGEに関するお客様からの問い合わせ先

NEC UNIVERGEインフォメーションセンター
電話:0120-75-7400

このページに掲載されているプレスリリースその他の情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

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