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コンプライアンスの優れた輸出者として「特定輸出者」の承認を取得
「特定輸出申告制度」による迅速な通関手続きが可能

~グローバルカンパニーとして法を遵守した貿易管理を推進~

2007年5月24日

 NECインフロンティア株式会社(社長:木内和宣)は、コンプライアンス(法令遵守)の優れた輸出者に適用される「特定輸出者」として、5月10日付で横浜税関より承認を受けました。これにより、当社は「特定輸出申告制度」を利用できるようになり、通関手続きにかかるリードタイムの短縮や物流コストの削減が可能となります。
 特定輸出申告制度は昨年3月に導入された新しい制度であり、当社は全国で12社目の承認取得企業(NECグループとしては初)であります。

 特定輸出申告制度とは、セキュリティ対策の強化と国際物流の高度化に対応した物流促進の両立を目的として、関税法に基づき新設された制度であり、コンプライアンス(法令遵守)の優れた者として税関長の承認を受けた「特定輸出者」は、貨物を保税地域に入れることなく、自社施設で輸出通関手続きができるようになります。また、特定輸出申告に対する税関の審査や検査においては、特定輸出者のコンプライアンスがより反映されるため、これまで以上の迅速な通関が可能となります。
 さらに、本制度新設前に主に利用されてきた包括事前審査制度と比べると、同制度は輸出対象品リストをあらかじめ税関に提出し、承認を得た後でないと輸出手続きができないのに対し、特定輸出申告制度ではこうした手続きを必要としないため、急な輸出にも直ちに対応できます。
 これらのメリットにより、輸出手続きに係るリードタイムの短縮や物流コストの削減、通関手続きの円滑化などが期待できます。

 当社ではこれまで、継続的な貨物の輸出に際しては包括事前審査制度を利用し、輸出手続きの効率化を図ってまいりましたが、特定輸出申告制度の新設により、上記のさまざまなメリットを享受できることなどから、特定輸出者の承認の申請を検討してまいりました。
 さらに本年4月より、特定輸出申告制度が改善され、特定輸出申告のできる貨物の要件が緩和されたことや、他の輸出者との混載貨物についても特定輸出申告ができるようになるなど、一層利用しやすい制度になることを受け、本年3月に正式に特定輸出者の承認の申請を行い、このたびの承認に至ったものです。

 特定輸出者としての承認を得るためには、過去の一定期間内に関税法その他法律の規定に違反していないことや、税関手続きや貨物管理等の輸出業務を適正に遂行する能力を有していること、法令を遵守するための規則を定めていることなど、さまざまな要件があり、承認に際しては、それらを確実に満たしていることをチェックするための審査を受けなければなりません。
 当社では、以前よりコンプライアンス・プログラムを制定して輸出入取引管理体制を構築し、専任の部署である事業管理部貿易管理室を中心に関連の各部門が、長年にわたりこれを遵守した運用と継続的な改善を行ってまいりました。これらの取り組みが評価され、上記の要件をクリアすることができたと考えております。

 当社は、国内だけでなく全世界に向け広く商品の展開を行っており、北米・欧州・アジアを中心に海外現地法人を有していることに加え、主力商品であるキーテレフォンはタイの現地法人であるNEC Infrontia Thai Limitedを中心に生産を行っていることなどから、海外との間で商品をはじめとしたさまざまな貨物を頻繁にやり取りしております。また、当社の商品は、その業務の性質上最新のIT機器や部品も多く、輸出入に際しては法令等に抵触しないよう、貿易管理室を中心とした細心の管理体制を構築しております。

 NECインフロンティアでは、このたびの特定輸出者の承認および特定輸出申告制度の活用により、今後ますます増大すると予想される輸出貨物の通関手続きをさらに効率的に行ってまいります。これに加え、特定輸出者として、今後もさらなるコンプライアンスの強化を図り、法令を遵守した貿易管理を推進してまいります。

以上

本件のお客様からのお問い合わせ先

・NECインフロンティア株式会社 事業管理部 貿易管理室
TEL : 044-820-4106

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