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はんだ付け競技の審査をしている様子はんだ付け競技の審査をしている様子

受け継ぐ技、挑む心 「ものづくりの日」に集う技能者たち

2026年8月4日

ものづくりの現場には、優れた設備やAIの活用だけでは生み出せない、人の手によって磨かれてきた技があります。NECプラットフォームズが設立時から毎年開催している「ものづくりの日」は、現場で培われてきた技能や知見を見つめ直し、これからの製品づくりや現場の進化へつなげていくNECグループ連携イベントです。本イベントでは、はんだ付けや装置組立てなどの技能を競うセッションや、技能者による発表を通じて、各生産現場の取り組みや想いを共有しています。
12回目を迎えた今年は、競技に参加する技能者と審査員に焦点を当て、それぞれの視点から見えるものづくりへの想いを紹介します。

(再生時間:2分28秒)

競技者から指導者へ、広がるものづくりとの向き合い方

昨年、ものづくりの日のはんだ付け競技で銅賞を受賞した掛川工場の板倉 亜樹。今年は、はんだ付け競技の審査に携わる一方で、自身も装置組立て競技に挑戦しました。

掛川工場 板倉 亜樹

装置組立て競技に参加している様子

昨年の結果に悔しさが残ったことから、改めて競技に向き合ったという板倉。この1年で最も大きな変化として挙げたのは、「指導する立場になったこと」でした。
資格取得をきっかけに、社内で後進の育成に携わるようになり、自分にとって当たり前になっている技術や知識を、初めて取り組む人に分かりやすく伝える難しさを実感したといいます。

板倉にとって特に印象深かったのは、自身が初めて指導した技能者がはんだ付け競技で入賞したことでした。
「自分の教え方で本当に伝わっているのだろうかと悩みながら指導していました。だからこそ、結果を見たときは本当にうれしくて、思わず涙が出ました」と語ります。
競技者、審査員、そして指導者。さまざまな立場を経験した板倉にとって、今年のものづくりの日は、ものづくりへの向き合い方が大きく広がったことを実感する機会になったと振り返ります。

後輩の金賞、自身の銅賞をともに喜ぶ板倉

競技者から審査員へ、技能を見つめる視点

大月工場の中村 久美子は、昨年のものづくりの日ではんだ付け競技の金賞を受賞しました。今年は、はんだ付け競技の審査員として参加しています。

大月工場 中村 久美子

はんだ付け競技の審査をしている様子

中村が審査で大切にしているのは、完成した作品の出来栄えだけではありません。作業に向き合う姿勢や、その過程にも目を向けているといいます。
「AIやロボットが進化しても、最終的には人の技術が必要です。積み重ねてきた経験や判断が、より良いものづくりにつながるのだと思います」と語ります。

技術が進化する時代だからこそ、人によって培われてきた経験や判断力は、ものづくりを支える大切な力です。中村は、審査員としての経験を通じて、その価値を改めて実感しています。

AIの時代にも変わらない、人が主役のものづくり

ものづくりの日の企画・運営を担うイベント事務局として携わるのは、サプライチェーン部門 サプライチェーン改革統括部の齋藤 啓司です。今年は、人とAIが共にものづくりを進化させていく時代においても、現場を支える主役は人であることをテーマに掲げました。現場で培われてきた経験や技能は、AIやデータだけで完結するものではなく、人から人へ受け継がれることで磨かれていきます。

齋藤は、「競技者が本番に向けて練習を重ねる過程で、先輩技能者から指導や助言を受けることも、技能継承につながっている」と話します。競技に向けた過程で生まれる学びや、各生産現場で得られた気づきをより多くの現場へ広げていくため、AIやデータもその支えとして活用していく考えです。
「技能者が培ってきたノウハウや価値を次の世代へつなぐ場として、ものづくりの日を継続していきます」と意気込みを語ります。

サプライチェーン部門 サプライチェーン改革統括部 齋藤 啓司

NECプラットフォームズは、これからも人の力とデジタル技術を掛け合わせたものづくりを通じて、安全・安心・公平・効率という社会価値の創造と持続可能な社会の実現に取り組んでいきます。

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