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組み立てた装置とはんだ付け組み立てた装置とはんだ付け

ものづくりの成功は人づくりから始まる、「ものづくりの日」

2025年8月4日

NECプラットフォームズ設立時から毎年開催している「ものづくりの日」。このイベントは、ものづくり会社としての原点に立ち返ることを目的に、ものづくりの目指す姿や技能の育成について共有・意見交換する全社的な取り組みです。
はんだ付けや装置組立の技能を競う「競技セッション」と、卓越した技能を持つ技能者や次世代を担う若手技能者がプレゼンテーションを行う「共有セッション」で構成されており、今年で11回目を迎えました。
多くの参加者が集い、技能の共有と交流を深めながらものづくりの未来を形作る重要な機会となっているイベントを紹介します。

(再生時間:2分44秒)

日々磨いてきた技能と向き合う技能者たちの挑戦

はんだ付けや装置組立の正確性やスピードを競う「競技セッション」では、各生産拠点から選ばれた技能者たちが現場で培ってきた技を披露し、競り合います。競技内容や時間設定は、公的な技能検定に準じており、受検への準備として模擬試験の役割も果たしています。技能者たちは準備段階から緊張感を漂わせており、競技が始まると会場全体が終始、研ぎ澄まされた雰囲気に包まれていました。

はんだ付け競技

はんだ付けをしているようす

装置組立競技

装置を組み立てているようす

「競技会に向けて練習を重ねる中で、一つ一つを丁寧に進めないと機器が動作しないということを改めて実感した」と競技が終わりほっとした様子で話すのは競技参加者の柚井さん。正確に作業を行う重要性を再認識するとともに、真剣勝負を通じて一人ひとりが自身の技量を客観的に見つめる機会になっています。

競技参加者の柚井さん

裏方から見るものづくりの日への想い

「このイベントが大いに刺激となった」と語るのは、過去に競技者として参加した経験を持つ審査員の杉田さん。普段の業務では他者と直接競い合う機会がないため、ものづくりの日は業務へのモチベーションアップの重要な役割も担っています。「この装置の組み立てには長時間の集中力が必要です。これを乗り越えられれば、将来どんな業務においても成果をあげることができる。ぜひ頑張ってほしい」と、競技会参加の経験を振り返りながら力強い激励の言葉を送ります。

審査員の●●さん

全社員がものづくりの重要性を実感し企業としての意識をさらに高めたいと、このイベントに特別な思いを抱いているのがものづくりの日イベント事務局の松浦さん。「このイベントでは、社員同士が互いに刺激を受け、新しい知識やアイデアをそれぞれの拠点に広めることが期待されています。また、先輩たちが持っていた情熱を現代のスタイルで取り入れながら、今後も「ものづくりの日」を進化させていきたい」と話します。

イベント事務局松浦さん

「ものづくり」があるからこその価値創造

NECプラットフォームズでは、「ものづくりの成功は人づくり」という考えのもとで、現場で働く一人ひとりと会社がともに成長することを目指しています。日々進化する技術においても基礎を支えるのは現場で培われた個々の技術力であり、社員一人ひとりの挑戦の積み重ねがものづくりの進化につながっています。
これからもNECグループのさまざまなプロダクトを支えるハードウェアの具現化力と、市場の多様なニーズに柔軟に対応することを強みに、安全・安心・公平・効率という社会価値の創造と持続可能な社会の実現に取り組んでいきます。