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2020年10月6日 ソリューション紹介動画
入退管理とサーマルカメラで新しいセキュリティを
安心して活躍できるオフィスに百貨店、アミューズメントパークやスタジアムといった、不特定多数の人が集まる場所の入口にサーマルカメラが設置されていることはありふれた光景となりました。その背景には、万が一クラスターが発生してしまった場合の経済的損失や影響度を考えたときに、人の努力だけに頼らない感染対策が必須と判断されていることがあります。
すでに多くの企業では社員に対し毎朝の検温を義務化していると思われますが、実際には自己申告制の企業も多く、口には出さないけれど不安に思っている従業員も少なくはありません。その一方で、百貨店などに比べ人の出入りが多くないオフィスで、入口にサーマルカメラを設置して常に人を待機させることは現実的でないと思われます。
そこで、人手を介さずに感染リスク軽減に繋げる取り組みの1つである、入退管理システムとサーマルカメラの連動についてご紹介します。
(再生時間:2分20秒)
入退管理システム×サーマルカメラの連動
入退管理システムとサーマルカメラを連動させた仕組みを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。まずは出社フローとゲスト対応時のフローをご紹介します。
出社フロー
【1】待機状態

※ ICカードをかざしても反応せず、入場することができません

【2】体表面温度測定

※ カメラに顔をかざして測定します

【3】体表温度測定結果後の動作
測定結果が設定値の範囲に収まる場合

※ ICカードをかざして入場できます
測定結果が設定値の範囲外となる場合

※ ICカードをかざしても反応せず、入場することができません
来訪者対応フロー
【1】受付電話機で連絡


【2】電話応対

※ カメラに顔をかざすようにお客さまへお願いします

【3】体表面温度測定


【4】測定結果の確認後、対応・解錠

※ そのまま多機能電話機から扉の解錠もできます
連動することでより安心に
入退管理システムとサーマルカメラが連動することで次のような対応が可能になり、従業員がより安心して働ける環境を提供することができます。
- 測定しないとオフィスに入れない
サーマルカメラで測定できなかった場合の心配がありません。 - 体表面温度が設定値以上の場合はオフィスに入れない
高温であることに気づいたり、毎朝の検温徹底に繋がります。 - 人の待機が不要
工数削減に繋がるだけでなく、高温の方の対応を電話等で行うことでリスクの軽減が期待できます。 - ゲストに直接会うことなく体表面温度の測定と応対が可能
外部からの持ち込みリスクの軽減が期待できます。

新しいセキュリティとは
新型コロナウイルスは戦後最悪のGDPの落ち込みを招き、感染症が人や経済に与える影響は甚大であることが認識されました。これからの時代には感染拡大への対策として、テレワークや時差出勤を可能にすることに加え、社内や社外にウイルスを持ち込まない、持ち込ませない取り組みが必要となります。
それに応じて、これまではいわば防犯のためと考えられていた「セキュリティ」は、ウイルスへの感染という新たな脅威に対しての「セキュリティ」としても考えていくことが求められるのではないでしょうか。
入退管理システムとサーマルカメラを組み合わせ、従業員が安全に、安心して活躍できるオフィスに向けて、その一歩を進めていきませんか。
サーマルカメラに関する注意事項
サーマルカメラは赤外線を検知によって温度を推定するもので、人体においては体表面(主に皮膚)の温度を測定するものです。
そのため体温計の代わりとして使用することはできません。体表面温度が設定値以上となってしまった場合には、医療機器である体温計にて、使用方法を守りご確認いただくことを推奨します。
スクリーニング用途であっても、屋外から屋内に入るような場合においては環境による影響が大きく有効なスクリーニングを行えない可能性があります。
また、基準値や設定値の決定については事前のサーベイが重要となります。
- ※詳細はサーマルカメラの各メーカーにご確認ください。
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