サイト内の現在位置を表示しています。

Q&A

無線通信モジュール

TY92SS-E2730 / ZB24TM-E2063 Q&A

  • TY92SS-E2730:TY92SS-E2730に対応
    ZB24TM-E2036:ZB24TM-E2036に対応
    未記載:共通
Q1
独自プロトコル通信とはどのような通信方式でしょうか?
A1
同種の相手モジュールのIDに対して送信、あるいは不特定多数のブロードキャスト送信が可能です。1台をID管理に使用すると、1:Nのスター型ネットワーク構成のネットワークとなります。
Q2
通信が可能な距離はどれくらいですか?
A2
  • TY92SS-E2730
    通信距離は見通しで公称400m(20mW)としています。ただし通信環境により異なります。
  • ZB24TM-E2036
    通信距離は見通しで公称200mとしています。ただし通信環境により異なります。
Q3
通信速度はどれくらいですか?
A3
  • TY92SS-E2730
    無線通信速度は9.6/100/500kbpsの三種類があります。各々の実行転送速度は最大6.3/29.6/38.9kbps程度になります。
  • ZB24TM-E2036
    無線通信速度は250kbpsです。実行転送速度は最大27.3kbps程度になります。
Q4
1:Nのスター型接続できるNの数に制限はありますか?
A4
デバイスIDは32ビットあり、多数の子機を作れますが、アプリケーションのリソース(メモリなど)、物理的な送受信時間御制限などで変わります。
Q5
ホップは可能ですか?
A5
  • TY92SS-E2730
    簡易な転送機能が用意されています。
  • ZB24TM-E2036
    ホッピング機能は対応しておりません。外付けCPUで対応してください。
Q6
装置に本モジュールを組込んだ場合に、どのような認証が必要ですか?
A6
認証不要です。
ただし、本モジュールを機器に組み込む場合、機器本体には“工事設計認証取得済みの無線装置を内蔵”の旨を記載する必要があります。
Q7
海外へ輸出できますか?その際に認証等は必要ですか?
A7
  • TY92SS-E2730
    海外へは輸出できません。
  • ZB24TM-E2036
    FCC/CE準拠の輸出先国の、お客様の最終製品に対する機器認証の無線部分は免除されます。機器認証の他の部分(安全など)はお客様にて取得する必要があります。(当社製品は日本国内電波法認証取得、海外電波法対応(FCC/CE認証取得)です)
Q8
どのような送信方式に対応していますか?
A8
  • TY92SS-E2730
    ガウス型周波数偏移変調(GFSK)を採用しています。
  • ZB24TM-E2036
    直接拡散方式(DSSS)を採用しています。
Q9
画像データを送りたいが可能ですか?
A9
可能ではありますが、通信速度、および最大パケット数の制限から、データ量の多い用途には時間がかかるため適しません。
Q10
電池での駆動は可能ですか?
A10
  • TY92SS-E2730
    可能です。
    - 単3電池を2本直列など
    - 動作電源電圧範囲:DC 2.4V~3.6V
  • ZB24TM-E2036
    可能です。
    - 単3電池を2本直列など
    - 動作電源電圧範囲:DC 2.1V~3.6V
Q11
外付けアンテナに対応してますか?
A11
国内電波法認証済みの外部アンテナがあります。外部アンテナの特性や購入に関しては、アンテナメーカーへお問い合わせください。
Q12
送信出力はどのくらいですか?
A12
  • TY92SS-E2730
    最大20mwです。
  • ZB24TM-E2036
    最大3mwです。
Q13
送信データの暗号化は出来ますか?
A13
暗号機能は対応していませんので外付けCPUで対応してください。
Q14
スターターキットは、どこで購入できますか?
A14
NEC販売特約店にお問い合わせ下さい。
Q15
スリープから復帰し、通信可能になるまでの時間は何msくらいか?(おおよその値で結構です)
A15
  • TY92SS-E2730
    スリープ復帰信号から通信可能までの時間は、3ms程度です。
  • ZB24TM-E2036
    スリープ復帰信号から通信可能までの時間は、1ms程度です。
Q16
このモジュールを使用した時、製品の電波法における制約事項について教えてください
A16
  • 本モジュールは日本国内の電波法の工事認証を取得していますので、お客様の製品に組み込み、製品として販売することが出来ます。
  • 本モジュールの「適合表示無線設備」としての表示が見やすい箇所に付されていることを条件として、本モジュールを単に内蔵する場合には、新たに工事設計認証等を免除されています。
  • 本モジュールを機器に組み込む場合、機器本体には“工事設計認証取得済みの無線装置を内蔵”の旨を記載する必要があります。
  • 本モジュールの改造・ファームウエア変更を行うと、電波法に基づいた処罰を受けることがありますので、絶対に行わないでください。
Q17
他のネットワークへの通信方法がありますか?
A17
当社の独自プロトコル製品ですので、他社製の無線モジュールとは通信できません。
Q18
モジュールで使用出来るIDを教えてください
A18
識別IDの種類は次の3つがあります。この3つは全て、モジュール内のフラッシュROMに書かれます。
  1. DeviceID(32ビット)
     製品出荷時に書き込まれモジュールで固有のIDとなります。変更管理は出来ません。
  2. SystemID(16ビット)
     お客様が変更管理できるIDです。このIDを同じにすることによって、グループを形成できます。
  3. ProductID(16ビット)
     お客様が変更管理できるIDです。製品などを識別する場合に使用しますが、個別IDとしても使用できます。
    デバイス検索要求に対する応答通知で相手のProductIDを知ることが出来ます。
Q19
デバイス検索とは何ですか?
A19
デバイス検索コマンドは、あるモジュールから他の通信可能なモジュールのIDを検索する命令です。
受信側は、SystemIDが同じモジュールからの検索コマンドに反応し、自分のID情報を送り返します。
例えば、リーダーが周りのタグを調べるときなどに有効な機能です。
Q20
ブロードキャスト送信は出来ますか?その方法は?
A20
ブロードキャストする方法に下の2つがあります。

  1. デバイス検索
    応答するモジュールが複数ある場合は、応答通知を複数受信します。
    再送のため、同じモジュールから複数の応答通知を受信することがあります。
  2. 再送・受信確認無しデータ送信
    再送設定に関わらず、1回のみの送信です。
Q21
モジュールにGPIO(汎用入出力端子)はありますか?
A21
ありません。
Q22
省電力モードはどういうものですか?
A22
モジュールが殆どの時間、スリープモードにあり、一定時間に完結的に送受信する場合に省電力となります。実際のアプリケーションではモジュール以外の周辺機器も同様の動作をしますし、定常的に電流を消費しているものもありますので、それらを総合して平均消費電流を計算します。よってシステムの要件によって変化します。
Q23
独自プロトコル品はスタックのロイヤリティがありますか?
A23
独自プロトコルはNECプラットフォームズの方式ですので、ロイヤリティはかかりません。
Q24
送信する場合に、再送回数や再送の周期は設定できますか?
A24
TY92SS-E2730、ZB24TM-E2036共に再送回数の設定はできます。
TY92SS-E2730は周期の設定はできません(キャリアセンスを行うため)
Q25
定期的なビーコン発信は出来ますか?
A25
自動的なビーコン発信はサポートしていません。
外付けCPUで周期的にデータ送信していただくことになります。
Q26
採用実績はありますか?
A26
ゲーム機、工業用リモコンなどたくさんの採用事例があります。
Q27
修理可能ですか?
A27
修理は不可となります。
初期不良の場合は交換となります。
Q28
使用環境は?
A28
動作温度:-20~75℃、湿度:85%以下(結露なきこと)