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NECプラットフォームズのデジタルトランスフォーメーション
DX推進戦略
NECグループのPurpose(存在意義)を果たし、目指す姿を実現するため、当社は「Together with “MONOZUKURI”, creating a sustainable society」をビジョンに掲げています。自然災害や資源枯渇、経済活動のデジタル化や、サイバー犯罪の増加等の社会課題に対し、あらゆるステークホルダーとの共創により、お客さまの求める価値を実現し、さらにその先にある社会価値を創造していくため、当社はデジタルトランスフォーメーション(DX)を重要な戦略と位置づけ、ハードウェアの開発生産会社として、以下の取り組みを進めています。
安全、安心、高効率・高品質なものづくり
当社の目指すものづくりの姿として、強固なセキュリティの確保、止まらないサプライチェーン、デジタル技術を活用したスマートファクトリーを三本柱に据え、お客様に価値を届けます。
- 安全:工場のセキュリティ強化、生産プロセスの改革によるセキュア生産
- 安心:生産の複線化や事業継続能力強化を通じた、止まらないサプライチェーンの実現
- 高効率・高品質:最新のデジタル技術を活用したスマートファクトリーの推進(人と設備の最適協調)
デジタル技術を用いた業務プロセス改革
営業/設計開発/ものづくりの現場に存在するデータを連携・活用したデジタル経営の実現を目指し、CRM/ECM/SCM/スタッフ領域を注力テーマとして重点投資を行い、全領域で変革を進めています。これらと並行して、ワークスタイル変革、デジタル人材育成、データレイク活用を進め、DX実現に向けた環境整備を行っています。
推進体制および推進環境整備
「DXの推進を中心とした事業価値最大化」を目標に、執行役員社長をトップとして営業・開発・生産・品質・コーポレートの各機能を担う役員で構成するIT戦略会議で、定期的にデジタル経営基盤構築に向けた重点テーマの活動・投資計画等をステアリングし、当社のDXを組織横断で推進しています。
ワークスタイル変革
当社のDXを推進していくために、社員一人ひとりの能力を最大限に発揮できる社内環境整備や文化醸成が重要になると考え、カルチャー変革の活動に取り組んでいます。
推進にあたり専任組織としてカルチャー変革室を立上げ、社員参加型イベントの開催、スマートワークの推進などワークスタイル変革に向けた取り組みを事業部門と連携して進めています。
デジタル人材育成
IT戦略本部、人事総務部が全社のDXリテラシー向上と業務のDX活用に向けた基礎教育の実施、DX人材の外部採用を担っております。
DX推進意識の統一・徹底を図るため、NECグループ全体のDX人材拡充を目的とした委員会の設置や、当社内の各事業部、各生産拠点におけるDX方針の策定、DX人材の育成、活用を討議する人財育成会議の実施などグループおよび全社一丸でDX推進体制を敷いています。
また、当社ではコンサルタント、アーキテクト、ビジネスデザイナー、アジャイルエンジニア、データサイエンティスト、クラウド系人材、生体認証・映像分析人材、サイバーセキュリティ人材といった8つのDX人材定義を設け、人材定義毎に当社のDX推進に向け必要なスキルレベル、人員数を定め、要員の育成および採用計画に反映しています。
データレイク活用
全社基幹システムのクラウドシフトに取り組み、データ活用による戦略指標の進捗状況をタイムリーに把握できるよう、分析ツール「Tableau」を活用し、経営データや社員のスキル/キャリアの見える化などに取り組んでいます。
関連情報:
戦略指標
当社のDX推進戦略の実行状況を測るために、以下の戦略指標を設定しています。
安全、安心、高効率・高品質なものづくり
(工場のスマートファクトリー化)
2022年度:量子コンピューティング技術を活用した生産計画システム導入
2023年度:掛川事業所に建設した新棟の本格稼働に合わせた最新設備の導入
デジタル技術を用いた業務プロセス改革
(ワークスタイル変革)
2025年度:スマートワークを支えるオフィス・IT環境の整備
(デジタル人材育成)
2022年度:全社DX人材育成本格開始
2023年度:全新入社員向けDX基礎教育開始
2025年度:DX推進する高度なスキル人材およびDXを活用できる人材の合計1,000名
(データレイク活用)
2025年度:CRM/ECM/SCM/スタッフの業務システム整備
参考情報
当社は経済産業省の指定するDX認定制度のDX認定を取得しています。