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UHF帯RFIDリーダライタ 導入事例 富士フイルム イメージングシステムズ株式会社 様

RFIDを活用したユニークなサンプル管理システムにより
素早く確実に細胞やDNAなどの検体管理を実現

業種:製造業 業務:設計・開発・製造 製品:UHF帯RFIDリーダライタ組込みシステムソリューション ソリューション・サービス:物品管理

事例の概要

課題背景

  • 検体(サンプル)を「いつ」、「誰が」、「どこに」保管し、フリーズボックス内の「どの位置」にあるのか、データの管理方法や検索性に課題がある

  • 凍結保管用チューブにバーコードを貼って管理していると、バーコードに霜が付いてデータを読み取れないことがある

  • ぱっと見ただけでは検体の判別が難しいため、目的のものを探し出すのに時間がかかり、温度上昇によるダメージが心配である

成果

RFIDを利用して、保管用フリーザやフリーズボックス内の位置情報、さまざまな管理項目などを、データベースで容易に一元管理

無線通信でデータを読み取るため、チューブに霜が付着していても、問題なくICタグデータの読み取りが可能に

目的の検体をデータベースで検索し、RFIDを利用して素早く入出庫できるので、温度上昇の心配が不要に

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事例の詳細

導入前の背景や課題

RFID利用の新たなマーケットとして検体管理分野に着目し
簡単かつ正確に管理可能なシステムを開発

富士フイルム イメージングシステムズ株式会社 営業推進部 イメージテック戦略企画部 担当部長 眞對 治男 氏
富士フイルム イメージングシステムズ株式会社
営業推進部
イメージテック戦略企画部
担当部長
眞對 治男 氏
富士フイルム イメージングシステムズ株式会社 イメージテック事業部 第1営業部 RFIDグループ 立花 亮 氏
富士フイルム イメージングシステムズ株式会社
イメージテック事業部
第1営業部 RFIDグループ
立花 亮 氏

富士フイルムイメージングシステムズ様は、イメージング技術を核とし、デジタル映像・イメージング・ビジネスの3領域でソリューションを提供しています。ビジネスソリューションの主要事業の1つ、IC・IDカード/RFIDソリューション分野では、新たに細胞やDNAなどの検体(サンプル)管理の課題を効果的に解決する検体管理ソリューション『RFIDサンプル管理システム R-ISM®』の提供を開始。イメージテック戦略企画部 担当部長の眞對治男氏は、新ソリューション開発の背景を次のように語ります。

「IC・IDカード/RFIDソリューションのうち、IC・IDカードはトータルソリューションの提供に、RFIDは新たなビジネスモデルの提案に力を注いでいます。RFIDを利用した主なターゲット分野は、真贋判定、アセットマネジメント、ヘルスケアの3つになりますが、富士フイルムはグループ全体で医療・ヘルスケア分野に注力しており、このことが今回の検体管理ソリューション開発の大きな背景にあります」

第1営業部 RFIDグループの立花亮氏は、検体管理分野に着目した理由について、次のように述べます。

「医療・ヘルスケアのマーケットでは、再生医療が注目を集め、難病の有効な治療法開発が待たれるなど、ますます細胞やDNA、病原菌などの保管・管理が重要視されるようになり、大学や病院、製造業の研究所のほか、バイオバンクの設置も盛んになってきました。

ところが、肝心の検体管理では、まだまだアナログな方法で管理が行われているのが実態です。例えば、冷凍保管用チューブに手書きのシールやバーコードを貼り、データ管理はExcelを使用するといったケースも見られます。こうした管理方法では、検体に関わる必要項目の管理が不十分になるうえ、シールやバーコードに霜が付着して読み取れない、あるいは検体を探すのに時間がかかって検体の温度上昇が心配になるなど、大きな問題が見られます。

そこで、しっかりした内部統制の下で検体管理を行うには、正確かつ簡単、素早くデータ管理のできるシステムが必要なのではないかと考えたのです」

選択のポイント

素早いレスポンスで技術的な課題解決をサポート
きめ細かな対応を高く評価

富士フイルム イメージングシステムズ株式会社 イメージテック事業部 営業技術部 マネージャー 浜荒津 巌 氏
富士フイルム イメージングシステムズ株式会社
イメージテック事業部
営業技術部
マネージャー
浜荒津 巌 氏

RFIDサンプル管理システムの開発にあたり、重要なポイントになったのがRFIDリーダライタの選定でした。営業技術部マネージャーの浜荒津巌氏は、選定の経過を次のように語ります。

「RFIDリーダライタでは、13.56MHzか920MHz(UHF帯)のものが候補になりますが、免許申請が不要であることを大前提としました。また、一般的に使われている10×10のフリーズボックスは、数ミリ間隔でチューブが置かれていますが、その間隔で置かれたチューブに装着したICタグの情報を、正確にまとめて読み取れることも条件としました。しかも読み取りにかかる時間は、検体の温度上昇を考慮して3秒以内という短時間が条件でした。

リーダライタに関しては、海外製品という選択肢もありましたが、以前NECエンジニアリングの技術者と交流があったのでコンタクトして用途を伝えると、すぐに“協力できることがあれば共同開発で”というレスポンスを返してくれました。実際に技術的に難しい短時間での読み取りに関しては、NECエンジニアリング側がアイデアを出し、なおかつICタグ100個、アンテナ100本を使って予備実験を行い、技術検証をしてくれました。

開発の過程では、日本メーカーだからこその良さがあり、NECエンジニアリングの協力の状況は“まさに痒い所に手が届く”という表現があてはまるほどでした」

RFIDリーダライタの外観写真です。
RFIDリーダライタ

導入後の成果

今までにない画期的な製品として検体管理市場で評価され
今後はヘルスケア用途などへも利用が拡大

「3秒以内という短時間に検体100本分を一括で、なおかつICタグ1つずつの情報を正確に読み取れる技術を確立できたことで製品化のめどが立ち、約1年半の開発期間を経て『RFIDサンプル管理システム R-ISM®』を市場にリリースしました」(浜荒津氏)

「RFIDによるサンプル管理システムは、非常に画期的な製品なので、展示会の会場やお客さま先を訪問してのデモンストレーションなどにおいて反応はきわめて良好です」(立花氏)

「医療技術やバイオテクノロジーなどの研究が進歩すればするほど、今後ますます長期にわたって保存が必要とされる検体の数は増えてきます。すると、なおさらきちんとした検体管理が重要になってきます。そうした意味で、当社としても大きな期待をしています」(眞對氏)

「実際の市場では、いろいろな規格のフリーズボックスが使われていますが、10×10のサイズの読み取りが可能であれば、ほとんどのものが管理できます。現在は、細胞や細菌、DNAなどの保存検体の管理が中心ですが、今後はヘルスケアなど、幅広い用途にも利用が拡大すると考えています」(立花氏)

「今までまったく市場になかった当社だけの独自システムは、マーケットで競争力を持ち、大きな強みを発揮するのではないかと考えています」と眞對氏は締めくくりました。

RFIDサンプル管理システムの外観写真です。
RFIDサンプル管理システム「R-ISM®」

お客様プロフィール

富士フイルム イメージングシステムズ株式会社

所在地 〒141-0031
東京都品川区西五反田3丁目6番30号
富士フイルム五反田ビル
設立 2012年2月
資本金 1億円(富士フイルム株式会社 100%出資)
事業内容 電子映像・写真関連などのイメージング製品の販売、ビジネスユースに関連した画像・情報サービスの提供
URL new windowhttp://ffis.fujifilm.co.jp/

富士フイルム イメージングシステムズ株式会社様

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(2016年11月29日)

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